桐谷さんと断捨離
かつてはプロ棋士として活躍、現在は投資家の傍ら、『月曜から夜ふかし』で準レギュラーとしてブレイクしている桐谷広人さん。日常を株主優待のみで生活し、使用期限に追われる姿に密着した企画は毎度お馴染みだ。
そんな桐谷さんは部屋に物が山積している姿も最近では取り上げられるようになってそれにまつわる断捨離企画やお手伝いさんを呼んでの断捨離などを行ってきた。しかし、桐谷さんは物に対する執着が強いのかなかなか捨てようとしない。しかも、お手伝いさんに疑いの目を向けているのか自分も立ち合っていたため、すぐ止めるなどなかなか効果が無い。
桐谷さんは、株主優待をなんとしてでも使わねばという強迫観念的な部分があるから、なかなか家のことには頭が回りにくいだろう。そして、喋っているときもどこか物と同様にまとめられていない。「部屋が心の鏡」なんてまさにこのこと。多額の資産を持っていつつも、著書でかつて大損した過去もあったそう。だからなかなか手放せない執着心があると僕は思う。
桐谷さんほどではないにせよ比較的散らかっている僕の部屋。分別を強く気にするし、頭から考えることがほとんどで行動が起きない。しかも、フードロスを処分すると罪悪感が強い。それでも、桐谷さんみたいになってしまったら、なかなか新しいことがしにくいと思うし、執着することは良いことがないと思うと、それなりに断捨離が進んだりする。ちょっとした反面教師になったりする。
巨万の富を得ていて、良い投資テクニックをお持ちとはいえ、やっぱり「心の富」は相反して低いと見て取れるし、あれほど焦ってる姿やまとまらない姿を見ていると、部屋の状態が桐谷さんの行動や喋りに現れてるのだと思う。もちろん悪い人ではないのは見ての通り。嫌とは言わない桐谷さんだが、少しは自分のことを顧みてほしいと思ってしまうし、僕自身も自分のことやQOL(クオリティオブライブ)を考えたいと思った、昨日のことでした。