駅ナカのコンビニ
阪急電車、阪神電車、北大阪急行の駅ナカで展開しているコンビニ『アズナス』。このコンビニがこの7月からローソンに転換されることとなった。
このように、コンビニが駅売店とフランチャイズを結んで出店するケースは多くの地域で見られるようになった。
セブンイレブン…JR西日本、JR四国、JR北海道、京浜急行(京急)など
ローソン…東急、大阪メトロ、山陽電鉄、東京メトロなど
ファミリーマート…近鉄※、名鉄、JR九州※、神戸市営地下鉄など
※当初は『am/pm』とのフランチャイズで出店していたが、ファミリーマートが買収したことでその契約を引き継ぐ形になった。
その他にも京都市営地下鉄では「ヤマザキYショップ」が出店している事例もあり、駅ナカに大手コンビニなどが出店するのは珍しくなくなった。
規模が大きく、商品開発スキルに優れたコンビニのノウハウを取り入れたい鉄道側と商圏を拡大させたいコンビニ側の思惑が一致していることが多くに共通している。コンビニおにぎりやスイーツなどののクオリティやバリエーションの凄まじさには惹かれるものがあるし、コンビニも飽和状態だからちょうど良いのかもしれない。
セブイレになって良かったこと。
僕が高校生くらいの頃に、JR西日本がセブンイレブンと連携を発表。約9割の「キヨスク」「ハートイン」「デイリーイン」をセブンイレブンに転換することとなった。
それから、数ヶ月経つと長浜駅改札のキヨスクは「セブンイレブンキヨスク」というダブルネーム店舗に衣替えした。当時住んでいた長浜市はセブイレが圧倒的多数で実家の近所に2軒あるし、旧長浜市域も至る所で見かける。ここのおにぎりは非常に好きだし、そんな身近でおいしい味を列車待ちで手軽に買えるのは嬉しかった。
狭い店舗ながら品揃えも申し分ない感じだし、主要駅では以前からあった土産物も引き続き取り扱っていて、ニーズもわかっている感じだった。むしろクオリティが非常に高くなったようだ。
最近では、「セブンイレブンアプリ」や買ったレシートについてくる無料or割引クーポンを頻繁に使っている。駅ナカももちろん使えるのは非常に嬉しいところ。「大回り乗車」の腹ごしらえや飲み物欲しくなったなどでクーポンを使っている。
駅ナカにコンビニができることは非常に良いことづくめなのだと思う。
今回のアズナス→ローソンへの転換。阪急阪神が比較的推している交通系IC「PiTaPa」も近畿2府4県のローソンで使えるようになったことだし、それも転換のいい決め手になったと思っている。阪急千里線に乗っているとやたらローソンが多いのも少し気になるし、地図で調べると本当に多いことがよく分かる。そうなると駅近で身近な味を食せるのは嬉しいことでしょう。
黄緑色のアズナスが消えるのは寂しい反面、JRにセブイレが進出した時のようないい効果をもたらしてくれるだろうと個人的に期待している。