見出し画像

4年ぶり、ホムカミ

「Homecomings(ホムカミ)」というバンドの『Your frendly Neighborhood Homecomings』に行ってきた。通算6回目ぐらいではあるが、2019年以来5年ぶりぐらい。とはいえ、CDを買いまくって大まかに熟知していたりする。

ホムカミ、こんなバンド

このバンドは「ギターポップ」をメインとするが、曲調はフォークソングっぽい。アッパーな曲はないに等しくで僕が好きなバンドの中では大人しめとも言える。

あの映画、あのCM

岸井ゆきのさん主演の映画『愛がなんだ』で主題歌、「すき家」のCMソング、京都新聞でイメージキャラクターやコラムの連載などタイアップもそれなりにあって、実は聴いていたなんて人もいるかも。

楽しかった、が…

そんな今夜は楽しかった一方でどうにも気になり過ぎる不満もあった。

目立つ手とうちわ

ライブを見ていると前列から2列目で一際「ホムカミ」に手を振りまくる男性が1人。よく見るとうちわを盛んに振っていて、ハートや「いいね!」という文字。

困惑と苦言

その姿はかなり目立つものだったようで、ギターの福富優樹さんが2度に渡って演奏をストップさせる事態。

慣れない

と困惑した様子だったし、ボーカルの畳野彩加さんも

目に入るものが気になっちゃう

と苦言を呈し、アンコールでは改めて言ったのち目を見て注意喚起もした。

アイドルライブちゃうぞ!!

僕自身も非常に気になっていて集中できずに気になってしまい

ここはアイドルライブちゃうぞ!!

と心の中で怒りもあった。

楽しめばいいけど

各々楽しめばそれで良いし、福富さんも「バラバラでいいよ」としている。しかし、楽しい時間に水を差す事態になるのは純粋に楽しんでた人にとっては邪魔だと思われても仕方ない。

ホムカミが主役だし、ほとんどは音楽を聴きにきた人ばかり。そんな中での一連のハプニングは前代未聞だ。

でも、結局…

ここまで苦言を呈してばかりだが、もちろん純粋に楽しかったり、彩加さんの声とか福富さんが作るメロウなメロディが好きだから時々目を閉じて聴くなどそれを気にならなくさせるように工夫して楽しんでいた。

特に最新の『US』という曲は最近特に夜の列車で聴いたり朝ぼらけで聴いたりしてて、涙もよく出る。今回も涙がほろり。

それぞれの楽しみ方

人それぞれいろんな楽しみ方がある。ただ、バンドそれぞれで似合う楽しみ方があるように思う。

全力と省エネ

僕は「サイサイ」や「あいみょん」「ずとまよ」では全力で楽しむ一方、「ヨルシカ」は動じず省エネモードで泣きながら楽しんでいる。「ホムカミ」はどちらかというと後者に近く、あまり拳を上げることはないし、過去に行ったときもそういうことはしたことがなかった。

いろんなリアル

あまりライブの感想にネガティブな気持ちは持ち込みたくはないが、綺麗事ばかりでは無いし、僕自身は気にしがちな気質。関西弁で言うと「気にしぃ」だから。また、今回ばかりは演者が言及するという異例の事態でもあった。

とは言いつつも、4年ぶりの「ホムカミ」は変わらないサウンドや彩加さんの声、ゆるいトークに福富さんが語るアルバムのストーリーなど「結局好きやなぁ」と思うことばかり。

良くも悪くもリアルを伝えつつ、「ホムカミ」が良いバンドであることも僕は伝えたい。

今年は結成10年という節目。たくさん聴いてみようかなぁ。

いいなと思ったら応援しよう!

Yuki(ゆうき)
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。