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大阪のビジネス街をぶらり(中之島編)

あいみょんファンクラブ限定のツアーに参戦してきた。その物販後に少しばかり会場である『フェスティバルホール』から中之島界隈、電車移動を挟んで中央公会堂、淀屋橋をぶらりしてきた。荘厳なレトロとアーティスティックなモダンが入り乱れるこのリバーサイドは見ていて面白い界隈だった。

会場から中之島へ

まずは中之島にある『グランキューブ大阪』こと大阪国際会議場に向けて西の方角へ歩くことにした。

土佐堀川、そこにかかる橋、ビジネスビルが織りなす姿は「水都大阪」そのもの。特に北浜、淀屋橋、肥後橋にかけては古くからビジネス街として栄えてきた歴史があって商業で栄えた一端を垣間見える。

さらに歩を進めると、「6チャンネル」でお馴染みの朝日放送(ABC)を核にした再開発地区『ほたるまち』や大阪市立科学館、リバーサイドのカフェなどモダンな雰囲気が濃くで始める。この後ご紹介する京阪中之島線の開通でこんなブラッシュアップされたのだろうか。

リーガロイヤルホテル、グランキューブ大阪までぶらりしたところでここから少し電車に乗って行くことにする。

新時代の象徴

グランキューブ大阪にチラリと映る京阪中之島駅の出入り口。淀屋橋駅とともに京阪電車大阪側のターミナルとして機能している。

グランキューブ大阪でライブを見に行った帰りにここから家まで帰ったことはあって2度目の訪問だが、開業が2008年と新しいため非常にピッカピカでこの当時の京阪新時代の幕開けを象徴する中心だったのが目に見えてわかる。木材の温かみも印象的だ。

そんな中之島駅ではあるが、ラッシュ時以外は萱島かやしまか枚方市に向かう1時間に4〜5本の各駅停車が発着するのみ。ホームを3つも有する広さながら、非常に持て余している。特に3番線は普段暗がりの中にあって、専ら「電車居酒屋」などのイベントか試運転のときにしか使われない。人もまばらで「都会の秘境駅」のような感覚だ。

枚方市行きの各駅停車に乗り込む。

↑渡辺橋駅

↑大江橋駅

3駅進んだなにわ橋駅で下車。中之島線内は元からあった天満橋以外は駅ごとにデザインを変えていて、ブルーの駅の看板類にもよく調和している。

吹き抜けにアート施設、イチョウ型のアーティスティックな駅舎まで京阪が中之島線に気合を賭けたのが目に見えてわかる。

中之島線開業に合わせてデビューした3000系電車もそんな気合を象徴する1つ。「水都大阪」をイメージしてブルー基調の斬新な色合いとなって、開業一番の目玉だった。今や指定席『プレミアムカー』を連結したり特急や快速急行としてバリバリ活躍はしているが、中之島への直通は今では過去となって、こちらもほんのちょっと寂しい話だ。

華やかに気合を入れたのに反して、利用が伸び悩んで大コケしてしまった中之島線ではあるが、10年後ぐらいにはなにわ筋線※という新路線が中之島を通ることになるし、万博アクセスのために九条駅(阪神&大阪メトロ)に伸ばす案など未来の希望もあったりする。もし叶ったら大どんでん返しのような急成長も夢ではない可能性も秘めている。果たしてどうなることやら…

※「うめきた」に建設中の大阪駅地下ホームからJR難波駅と南海なんば方面を南北に繋ぐ新路線。中之島駅も作られ、京阪電車と乗り換えができることになっている。

この後、中央公会堂から淀屋橋をぶらりすることになるが、軽く長ったらしくなったので今回はここまで。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。