見出し画像

ヨルシカ×列車旅@関西

愛知に続き、大阪でも見てきたヨルシカのライブツアー「前世2024」。アリーナの前方で初めて、suisさんとn-bunaさんのご尊顔を拝めて非常に貴重なライブだった。詳しいことはまた来月上げるとして、ここでは、ライブの道中の列車旅を綴る。

自宅から大阪城ホール(城ホ)へは近鉄+京阪が最速だが、何パターンか迂回ルートがある。

  • 近鉄+JR新快速+環状線

  • 近鉄+京阪(or地下鉄)+阪急

  • 近鉄+新幹線+在来線

「私鉄王国」だけあって、組み合わせのパターンは自由自在。鉄道に詳しくない、興味ない人には、人身事故などの非常用ルートだが、僕は遊びとして頻繁に乗る。ライブがあったとて、こういう迂回乗車を遊びでしたくなる。

Day1往路(ヨルシカ×新快速&環状線)

Day1は1番上のパターンを使った。京都駅経由で新快速に乗車し、大阪駅まで向かい、環状線に乗り換えて、城ホ最寄りの大阪城公園駅に至るルートだ。

このルートを平日昼間や土日祝などに同じ運賃区間4回乗ると京都〜大阪間でWESTERポイント10%分が貯まる。大阪駅で入り直せば、通しよりも値段は安くなる。私鉄への対抗として安い価格、割引、ポイント増という大盤振る舞いをしている。バチバチにやり合う関西の鉄道文化だ。

乗ってると紅葉が鮮やか。15時の斜陽もきらめいて、すごく秋らしい。

環状線
やってきた車両は奈良からの快速。
大阪城ホールと夕陽と寝屋川
大阪城公園駅

新快速の最高時速130㎞で聴く音楽もドライブ感ある選曲。ヨルシカだけでも幅は大きい。

選曲以外では音楽画集『幻燈』でしか聴けない曲も近鉄乗車中にセレクト。未配信でこの画集を買って、スマホのARで読み込まないと聴けない。ここまでしてヨルシカにこだわってみた。

Day1復路(ヨルシカ×赤い京阪特急)

城ホから駅までの道沿いにあるラーメン屋さんへ。
22時になかなかヘビーなセレクト。
ご飯食べたら帰る。
ヨルシカ客の大半はすでに帰路かどこかでご飯か。

帰りは京阪電車。本当は帰りも新快速に乗りたかったが、大阪城公園駅の入場規制とお腹が空いてラーメン食べてたら遅くなった。指定席「プレミアムカー 」を予約して最速で帰る。

赤い特急「8000系」
プレミアムカー

プレミアムカー は発車直前は満席になりやすく、少なくとも15〜20分前に予約しておくのがベター。しかし、最終のプレミアムカーは前の列車発車直後に満席になってしまう。その時には涙を呑みながら、樟葉まで20分立ってた。CMみたいに言えば
プレミアムカー が、あるときー!!(ワッハッハー🤣)ないときー…😢

最速とて、京阪はカーブが多数ある。速かったり速くなかったりするが、ヨルシカを楽しむには京阪実はちょうどいいかもしれない。

Day2往路(ヨルシカ×青い京阪特急&阪急)

Day2は京阪からの阪急ルート。祇園四条、京都河原町まで大迂回して大阪を目指す。鉄道オタクは気分を変えるために少し課金して大回りしたくなる。

ヘッドマークは「京阪杯」
京都競馬秋恒例、京阪電車が賞を贈る冠レース
僕は競馬に賭けたことはないけども。
青い特急3000系

京阪の特急で丹波橋から祇園四条へ。やってきた青い特急を見ると、どことなくヨルシカのボーカルsuisさんを彷彿とさせる。

2021年ごろのsuisさんは髪を水色に染めていて、光の加減で上記の特急のような濃い色にもなりうる。
それを思い出すと青系の電車を見る度に
suisさんみたいな電車来た!
とこころで叫びたくなる。ヨルシカ好きで鉄道好きだとこうなる。

阪急8300系「Memorial 8300」
形式初号の記念モデル。
80年代の阪急のシンボル「Hマーク」を復刻した。

阪急では特別編成「Memorial 8300」に遭遇!
リニューアルと同時に1980年代デビュー当初にあった「Hマーク」を前面と側面上に復刻した。車両が初号というもファンからすればスペシャル感はある。

阪急8000系「Classic 8000」
車体の寸法以外共通の双子
デビュー当初の白い帯を復刻。

リニューアル直前は「Classic 8300」として復刻スタイルだったが、白帯が省略され、前面にもHマークが付き、側面の阪急ロゴが現行のデザインになってる。知ってる人は懐かしく、知らない人は新鮮に見える「Hマーク」だが、マルーンだけは誰にとっても「いつもの阪急」。

淀川と秋の斜陽
トムとジェリー号(神戸線ver)
トムとジェリー号(宝塚線ver)

大阪梅田駅に来るとトムとジェリーのラッピング電車が2編成も降臨。宝塚線が急行、神戸線が特急で発車時刻も一緒。たぶん同時発車は見られたであろう。しかし、ヨルシカへ行きたい僕は大阪駅へ急ぐ。

この日乗った環状線は青い電車
関西空港や和歌山へ向かう快速で使われる。
さっきと同じブルーの座席

大阪駅から乗った環状線は「関空・紀州路快速」の車両。ブルーが基調でさっきの京阪と同じ系統のカラー。ヨルシカ行くのにこんなちょうどいい電車はなかなかない。

ブルーグラデーションの側面。

Day2復路(ヨルシカ×JR東西線&新快速)

帰り道はトリッキーなルートにしてみた。大阪城公園駅が入場規制になりやすいのを踏まえて、京橋駅まで歩いて行った。

城ホールから京橋駅までは歩いて20分ぐらい。これでも混雑を避けられるが、僕は「昨日と同じ京阪じゃあつまらん」と思いつきでさらなる混雑回避をすることにした。

そうだ、東西線、乗ろう。

東西線快速新三田行き
京都府南部から尼崎を経由し、兵庫内陸へ直通する。

JR東西線に乗り、北新地駅を経由して大阪駅を目指す。環状線が混雑しているのを見越してこちらを選んだ。北新地駅から大阪駅中央口へは最短徒歩10分で行けるが、「ダンジョン」を攻略しないと成せない裏技と言える。

北新地駅→大阪駅

JR北新地駅
知る人ぞ知る「大阪駅の勝手口」

北新地駅で下車。大阪メトロ西梅田駅や阪神電車へアクセスしやすい「大阪・キタ(梅田周辺)」の南外れにある。JRを名乗る地下駅で、メトロの駅だと勘違いしそう。

ディアモール大阪
大阪駅南に広がる地下街
この時期なったらクリスマスは出すわな。

北新地駅から10分歩いて大阪駅へやってきた。新快速で京都へ向かう。平日夜の新快速は遅くなっても利用が多い。

見たくなる、月。

ヨルシカのライブの後だいたい月を見上げてしまう。過去のライブでも「月」がタイトルにあるぐらい。そういうあるあるをXで見かけた。

夜に似合う曲を中心にセレクト。ヨルシカを夜の新快速や新幹線に合わせるとなると少し幅は狭くなる。普段旅しててもヨルシカを聴くタイミングは各駅停車が多いし、夜をイメージする曲はバラードばかり。それでも、『八月、某、月明かり』『夜紛い』『負け犬にアンコールはいらない』は新快速に似合う。


ライブとて、「鉄活」することを怠らない僕。愛知でも近鉄や名鉄、新幹線などで楽しんできた。今回は僕にとって身近過ぎる路線だったが、音楽を加えるとそれがより楽しくなる。それだけよくばりな人はなかなか珍しいと思うが、こういうところは自分では1番好きだ。

いいなと思ったら応援しよう!

Yuki(ゆうき)
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。

この記事が参加している募集