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非雪国民の今思うこと

今季最強と言われる大寒波で統計史上最高の積雪量を観測したり、鳥取や滋賀県彦根市を始め雪による立ち往生も多数発生。雪が降ってない地域でも東海道新幹線は難所である関ヶ原等で減速を強いられ、JR京都線や神戸線など雪国を始発とする新快速や快速、特急に由来する遅れや運休で大きな影響が出ている。地元の友人や先輩後輩のツイート、インスタストーリーを見ると、クルマや屋根に積もった重たい雪の画像が大変さを物語る。

「特別豪雪地帯」に指定される滋賀県長浜市で育ってきたからその大変さを経験している人間ではあるが、今住んでいる京都、特に宇治川にかかる観月橋かんげつきょう(京都市伏見区)より南側では滅多に雪が降らない。5年前に積もったっきりあまり家の近辺で雪は見かけない。

クルマのスリップや自転車や徒歩の不安定さ、列車の遅延などに悩まされていた高校までとは違って今では比較的冬場は恵まれた環境に住んでいると言っても過言ではない。洗濯物はいつでも外で干せるし、買い物だって容易だ。

そうなってくると、どこか傍観者の感覚が出てしまっている。呑気な呟きとかしているとおそらく雪国民からジェラシーみたいなのを感じられるかもしれない。正直言うと不謹慎さも否めない。雪国育ちでも引っ越して環境が変わるとこんなもんだななんて思う。

今回の大雪で立ち往生した場所は滋賀湖東地方の交通の要衝で渋滞の名所みたいなところで交通情報でよく名は知っている。それぐらい身近な場所でも起こるし、今年の寒波は僕の経験以上のヤバいやつだと思う。

こんなことしか綴れない傍観者だから反感を買うことは承知の上ではあるし、罪悪感みたいなものを感じる。住んでる環境が違うとはいえ、地元が大変なのだから気が気じゃない気持ちもあるし、大切で思い入れの強い場所であんなことになっているのだから。なんとももどかしい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。