蒲タコハイ駅、アカンっすか?
京急とサントリーのコラボ企画として、「京急蒲田駅」の駅名看板を「京急蒲タコハイ駅」に変更。駅ナカにタコハイを楽しめるバーを設置するなど大盛り上がりするはずだった。
しかし、アルコール依存症に取り組む団体から「公共性が高い駅にはふさわしくない」と異議が唱えられ、規模が縮小することになってしまった。
北斗の拳やマグロ
この手のキャンペーンは何度かあった。「北斗の拳」とコラボした際には「京急蒲田駅」を「京急かぁまたたたたぁ駅」にしたこともあったり、マグロの産地やマグロきっぷをアピールするために三崎口駅を「三崎マグロ駅」としたり。キャンペーンのための駅名看板はあったし、酒の広告もたまに目にするから違和感はなかった。
アニメだからウケた
ただ、過去のキャンペーンはアニメという老若男女がウケるコンテンツを題材にしてきた。商品PRのためにというのは初めてだったが、お酒というのがまずかったみたい。お酒と鉄道って相性がいいと思っていたが、駅名看板となるとそうじゃないと思われても仕方がないのかも。
呑み鉄
「呑み鉄」なんてジャンルもあるし、阪急大阪梅田駅では改札外で試飲イベントを開催したり、豊橋の路面電車や滋賀の鉄道では居酒屋チックな貸切電車もある。その流れで京急も乗ってきたかとは思った。
通勤電車は不向き
しかし、一部の特急、快特以外はごくごくフツーの通勤電車ばかりの京急。
そういう場でお酒を飲まれることに嫌悪感を抱く人は少なくない上に、子供の目にも留まりやすい。異議はわかるし、コラボの仕方が悪かったと個人的には感じる。
アカンっすか?
僕自身、酒は人並みには飲むし、しんどくならないよう神経を尖らせている。その上で酒好きである。そういう人間には「蒲タコハイ駅」は面白く感じていたが、こんな風にダメって言われるのも無理はない。
そんなことを思いながら、昨夜は「ブロッコリーの方舟」「ブロッコリーの茎炒め」とともに呑んだ。うまいけども、ああいうのアカンっすか?