同じところを見つける。
こないだ気になったこの動画。ある鉄道写真を基に、実際の場所に行ってほぼ同じ構図を撮るというもの。
鉄オタとなると、電車の見た目や周りの風景とかで大体の路線を特定したり、ピンポイントで当てることは珍しくない。
邦ロックオタクでもある僕に至ってはジャケット、MVで場所を特定したくなる。実際にその同じ構図を撮りに行ったという経験もある。
ジャケット写真と同じ
実際に行ったので言えばこの写真。京阪電車香里園駅(大阪府寝屋川市)の1、2番線、枚方市、京都方面行きホームの西側だ。
これと同じ構図というのがこちら。
「yonige」というバンドのEPのジャケット、及びここに収録されている『さよならプリズナー』という曲のMVの1シーンで出てくる。これを特定する材料として
京阪電車が右に写ってる。
地上駅
ホームが2つ、線路が3つ以上
「yonige」の2人は寝屋川市出身。
タイトルに「Neyagawa」とある。
というのをヒントにいくつか洗い出した。そして、寝屋川市内には「寝屋川市駅」「萱島駅」「香里園駅」がある。それで絞り込んだ結果、ジャケットと同じ構図で撮ることに成功した。
その他にも、
寝屋川市〜萱島間の高架を駆け抜ける普通or準急電車と折り返し待ちの普通電車
寝屋川市駅と香里園駅の駅舎
京阪電車に乗ってる「yonige」の2人
など、彼女たち一番の故郷を象徴する存在として多く登場する。
行ってないけど、分かった。
撮りに行ってないが、このMVでも線路の光景を見るや否や特定したくなってしまった。映像をよく見てみると
城ヶ崎海岸
という縦書き看板を発見。伊豆半島を走る私鉄「伊豆急行」の駅名で聞いたことがあり、まずはその駅を航空写真で見てみた。
しかし、なんかちゃう。MVをもっとよくみると奥の方に行くに連れて線路が増えて車庫のような建物と屋根のある駅らしきものも見える。少し離れたところを探すとそれに近い駅がその隣にあった。
伊豆高原駅。車庫や伊豆急行の電車を検査も行う車両工場を併設。線路も複数分岐するし、ホームが広い屋根で覆われている。YouTubeの前面展望でも確認したから間違いないはず。
でもどうせなら、伊豆急行で旅して、その実際の光景やその土地のいいもの、美味しいものを感じに行きたいところ。ちなみにもう1つ駅の光景が出てきたが、まだ特定に至っていない。
聖地巡礼に似てる
こういうので言うと、アニメやドラマ、映画の聖地巡礼にもよく似てる。
『スラムダンク』で出てきた江ノ電の踏切、『けいおん!』で出てきた「豊郷小学校旧校舎(滋賀県豊郷町)」などたくさんあって、多くの人が同じアングルで記念写真を撮っている。
でも、そういうところでなくても身近なところで見つけるのって楽しいもの。僕の場合、電車の一部分のカラーを見ただけで大体わかったり、関西を中心に地名だけである程度場所がわかることも多い。そうやって、自分の好きなバンドのMVゆかりの場所を旅してみるのはサイコーだ。
でも、くれぐれもそれを人を追い回すことに使わない方が良い。せっかく持った力がもったいないから。