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青と白の音速特急で。
2泊3日で「サイコロきっぷ」で博多の旅。だが、福岡だけでは物足りず、大分まで足を延ばす。
個人的に大分県は母方のルーツで特に別府は「母生誕の地」加えて、小5のときに転校してきた同級生の1人は大分県人。それぐらい僕にとってはゆかりの深い県だ。こういう機会でせっかくだから行ってみることにした。
青いソニック
2日目のスタート。9時発の「特急ソニック9号」で向かう。
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「ソニック」は2色いて、最初に乗るのは「青いソニック」883系。元々、この車両につけられた愛称から来ていて、日豊線伝統の特急と合わせて「ソニックにちりん」という名で始まった。そこから「にちりん」という名が外れ、大分を境に博多方面が「ソニック」宮崎方面が「にちりん」が基本で列車によっては接続するとともに、「かもめ&リレーかもめ」のように「ソニック&にちりん」として繋げて案内している。
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シックな黒い座席ながら、背もたれがウサギの耳を彷彿とさせる奇抜な形をしている。「ワンダーランドエクスプレス」と呼ばれた過去もあった遊び心が光るデザインでロゴマークにもなっている一番の特徴。さらに荷物棚は蓋がついていて、飛行機のよう。早速「水戸岡流」の洗礼を受けた。
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大分にちなんだ特産品ディスプレイや海側に向いたフリースペースなど楽しさや地のいいところをふんだんに盛り込んでいる。
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博多を発車した最初は遅れていた普通列車と快速に阻まれたが、小倉から日豊線に突入すると名前の通りにフルスロットルで疾走。ご自慢の振り子も快調だ。「音速のハリネズミ」と競争したらどちらが速いだろうか。
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さらに途中にはところどころ「豊後水道」が出現。オーシャンビューもサイコーだ。
福岡にちなんだ「ポルカドットスティングレイ」「MOSHIMO」「FLOWER FLOWER」を始め、列車旅が良く似合う『二人』海が似合う『光るとき』『老人と海』などいろいろかけまくった。
別府ぶらり
母の生まれ故郷である別府。「地獄めぐり」などの温泉や「ラクテンチ」という遊園地など本当は1日あった方がいいが、欲張りな僕はわずか1時間街ブラするだけ。コメントについてお叱りを喰らってしまったが、坂道の温泉街や海の景色など「こんな景色のええとこで生まれたんやなぁ」とちょっと気に入った。大阪からフェリー行けるわけやし、またリベンジでも。
急遽変更
別府を一通りぶらりするとここからもと来た道を北上する。
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本来、事前の計画では大分を通って湯布院に立ち寄って、観光特急「ゆふいんの森」で博多へ戻るつもりで座席指定を取っていた。しかし、「今季最強の台風」で経由地の久大本線で線路を支える盛り土が崩落して不通。同じ区間を走る特急「ゆふ」は日田、あるいは豊後森から博多方面で折り返していたが、「ゆふいんの森」は全線復活するまで全便運休、列車旅してきた中では初めて払い戻しとなった。なかなか大自然には勝てないし、九州は特に台風が強めでやってくる。こないだ完全復活した只見線もそうだが、風光明媚ほど自然のダメージがけっこう響くもんだ。とはいえ、いつかリベンジしたる🔥
白いソニック(?)
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悔しい気持ちを切り替えて、別府駅の逆向きホームへ。戻りでは「白い」のを狙って座席指定。時刻表にもそう書いてあったり、6両という両数で容易に判別が付く。
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そしてやってきたのは「白いソニック」885系電車。前にも一度乗っているし、過去にはプラレールでも持っていて遊んでいた思い出ある列車。
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新幹線のような飛行機のようなスッキリした見た目に、「青い」のと同じく開閉式の棚を備える。前に乗ったときやデビュー当時は普通車でも革張りを採用する異彩を放っていたが、朽ちてきたのかモケット生地に取り替えられた。
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でも、よく見たら至るところに「KAMOME(カモメ)」の文字が。実はデビュー時は「かもめ」用。「ソニック」用と両数も違い、明確に分けられていて、青い帯も本来は黄色だった。しかし、「ソニック」も6両となったことでごちゃ混ぜの運用となって、九州新幹線開業のタイミングで青い帯に統一。ロゴマークも「アラウンドザ九州」に変更された。
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それでも、中身はそのままで長崎を意識したアートが随所に残され「KAMOME」ロゴもまんま。アイデンティティが強過ぎる。
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そんな「かもめ」のフリした「ソニック」で豊後から京築を北上。その道中柳ヶ浦駅でこの旅1度目の奇跡が…
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「ななつ星in九州」!!日本におけるクルーズトレインの先駆けで「水戸岡作品」の最高傑作でウン十万はくだらないスイートが魅力、人生で一度は乗ってみたい列車。周りにいたシニアのグループも皆どよめきをあげてびっくりしていて、僕は声を殺して絶叫した。最早眩しいぐらいの輝きだ。急転直下の予定変更でこんな出会いがあるなんて…!
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