見れて良かった「なんば線シリーズ」
今年の日本シリーズ。「阪神タイガース」VS「オリックスバファローズ」による59年ぶりの関西勢対決となった。
両球団の最寄駅が「“阪神電車”沿線」であることなどで通称「阪神なんば線シリーズ」と呼ばれ、注目がアツかった。これを記念したきっぷセットが即完したほど。
メディアは基本的に「阪神推し」が強過ぎるが、僕の知ってる人には熱狂的「オリックスファン」が2人ぐらいいた。
どっちのファンが多いのかは感覚的には分からないし、僕の地元には「虎」にちなんだ聖地もある。
ちなみに僕はいずれのファンでもない。ただラジオの聴き過ぎで阪神の強い選手は名前を覚えてしまっている。
本拠地やエリアがいずれも兵庫と大阪(特に阪神地域)というご近所、「どっち応援しようか迷う〜」というのはよく聴く。さらにこんな偉業が待っている。
阪神→38年ぶり日本一
オリックス→日本一初連覇
いずれにしてもすごいことにはなるに違いない。
何試合かをラジオで聴いていた。両者追いつ追われつの展開で今までになく面白い。阪神が王手をかけてもオリックスも王手をかけてくる。
そうして7戦目、「泣いても笑っても最後」というドラマチックな展開。これだけはどうしてもと思って聴いてみた。
阪神が一挙7点取ったとて、9回裏でしぶとさを見せるオリックス。
そして、「あと1人」のときには岩崎優投手とともに、がんでこの世を去った「横田慎太郎」元選手のユニフォームも出てきた。この2人は同期という間柄。深い絆が見て取れる。
そして掴んだ「アレのアレ」。熱烈ファンにとっては38年待ち望んだ光景。僕にとっても予想していた見てみたかった光景だ。
18年前に「京セラドーム」に行ったときはあれだけつまらなさそうだった僕が密かに大熱狂していた今年のプロ野球。
オリックス戦はテレビ、ラジオともに地上波放送がほぼない状態だったものの、あれだけしぶとく戦ってきた姿は魅了させるわけだ。
阪神38年ぶりの日本一はもちろんめでたいが、オリックスの健闘も聴いていて凄かった。
関西人として生きて見れてホンマよかったなぁ。