ハプニング連発で北陸へ。
JR西日本がまたもや驚きの乗り放題きっぷを発売した。
『西日本どこまで4DAYS』9800円でJR西日本全線、直通が多い「智頭急行線」の快速を含む普通列車「JR西日本宮島フェリー」が連続4日間乗り放題。「18きっぷ」とは違って特急券などと併用も可能。ただし、新幹線は不可。これを使って1日目2日目はまずは北陸へ。
初っ端からハプニング
京都駅へ向かい、駅弁、お菓子を購入し、0番ホームへ。
この日は尼崎駅で電車が異音を感じたことによる「車両と線路の確認」で30分遅れを最大にダイヤが乱れていた。ただタイミングが良かったのかここから乗る「サンダーバード33号」は遅れなしでやってくるとのこと。
やってきた
定刻通りに姿を見せた「サンダーバード」。
いろんな「サンダーバード」
何種類かあるうちの「683系4000番台」9両と「681系」3両による12両編成
他にも3両側には
683系0番台
同2000番台(7号車のドア位置が違う)新カラーと旧カラー(福知山からの移籍組)
「しらさぎ」カラーの681系と683系
を使用。
それに、683系の6両がいてこちらは1号車が流線型となっている。
満席の「ドル箱特急」
この日は週末で指定席は満席っぽい。おまけに自由席はかなり混雑していた。たしかに京都駅にはたくさん待ってる人いたし、普段から大阪駅の人だかりがすごい。MAX12両、30分後にやってくることもある「ドル箱特急」だ。
発車
乗降に時間がかかりつつも京都を発車。鴨川を渡る。
湖西線へ
山科からは湖西線へ突入。フルスピードでかっ飛ばしていく。
右を見ると琵琶湖が見える。「琵琶湖線」があるものの、こちらは内陸で大津の石山駅付近にある瀬田川橋梁と長浜市内で2度しか見られない。見たい人は湖沿いで高架線である湖西線をオススメする。
「強風」であるある
湖西線の高架の柵のうち、山側は背丈が高く、風通しを良くしたようなデザインになっている。
湖西線では「比良おろし」と呼ばれる強風が長年の悩み。これを理由に年に数回運休することは珍しくなく、県民の間ではあるあるネタとして知られ、歌の一部にもなっている。
「サンダーバード」も「琵琶湖線」「米原駅」へ迂回することがあって、湖西線と比べて30〜40分は遅れる。よくあることなので「迂回ダイヤ」を予め決めていて、救済処置として大阪行きのみ「米原駅」で降りて新幹線へ乗り換えることも可能。僕の故郷は琵琶湖の北東側で強風の日にこういう光景はよく出くわすし、学校帰りで踏切で見かけるとテンションが上がる。
そして、塾帰りの長浜駅では「トワイライトエクスプレス」を激写したのも良い思い出。
と思い出はその辺にして。その後も見慣れた高島市内を引き続き爆走。
マキノ駅や永原駅で見えてくる道路はかつて福井県若狭地方の神社へ行くときによく使っていた。懐かしい。
北陸線へ
湖西線をノンストップで駆け抜けて、近江塩津からは北陸線へ。
敦賀駅。北陸新幹線敦賀開業まであと1年。開通すると「サンダーバード」はここ止まりなのが濃厚となる。大阪より東京が近くなる福井県はどのように人の流れが変わるのかは気になるところ。
敦賀を出るとすぐに「北陸トンネル」。陸上としては日本一の長さを誇る一方で、入り口には「火災事故」の慰霊碑がある。「緊急停止のルール」を大きく変えた出来事だった。
鯖江を通過。大方は「武生」「鯖江」に停車しているが、「サンダーバード」にはこれらを通過する速達タイプがある。この他、「加賀温泉」「芦原温泉」も通過するのがいたり、「小松」「松任」に止まるのもいたり、バリエーションがかなりある。
福井に着くと半分ぐらいが降りていった。自治体から「特急を無くさないでほしい」と要望が上がるのがよく分かる光景。でも、この動きも気になる。
夜の帳で音楽を楽しみつつ、金沢へラストスパート。
2時間半で金沢
約2時間半で金沢に到着。
故郷で見慣れた電車や「IRいしかわ鉄道」もいる。この他七尾線の赤い電車もやってくる。
新幹線乗ろうとハプニング
階段を降りて「新幹線のりかえ改札」へ。
新幹線は「どこまで4DAYS」が使えない代わりに「新幹線eチケット」を使う。
はずだったが、「どこまで4DAYS」を入れたら改札で止められてしまった上に、ICも反応しなかった。時間も押していたために駅員さんのご厚意でなんとか乗車。降りた富山駅でなんとか処理してもらったが、「何を間違えたんやろか」と疑問。カッコよく使いたかった。。。
モヤモヤはその辺にしてなんとか「つるぎ724号」に乗車。北陸新幹線を走る4種類のうち、関西から富山を直結していた特急列車の金沢以東を引き継いだ「シャトル列車」。同じ名前で大阪〜新潟間のブルートレインを名乗った過去もあって、装い新たに復活した形になっている。名前は富山の名峰「剱岳」に由来する。ちなみに、富山ローカルの蒲鉾もこの名前だったりする。富山の誇りなのだろうか。
西か、東か
今回乗ったのは「E 7系」。北陸新幹線と上越新幹線で活躍する「北信越のエースランナー」。東でお馴染み「グランクラス」もあるが、運転区間が短い「つるぎ」では営業していない。
東海道・山陽新幹線同様、西日本と東日本で違いがある。
車両番号が「E7〇〇」か「W7〇〇」
車体のロゴが「EAST」か「WEST」
車内チャイム(東日本→上越北陸共通のオリジナルチャイム、西日本→北陸ロマン(仲間由紀恵さんと谷村新司さんがデュエットで歌うCMソング)
見た目は一緒、でも、形式が違うのでどっちで呼んだらいいのかが迷うところがある。
ただ、プラレールや「シンカリオン」は「E7」で統一させている。そんなことを子供に教えてどないすんねん、って話。
それでも、座席背もたれの可動枕や元フジテレビアナウンサー堺正幸さんの美声が流れてくるのは東日本らしくて個人的には興奮する。
短い間だったが、これだけでも満足。でも、「東の新幹線」もっと乗ってみたい。
アーバンな路面電車
そこから宿へ向かうが、路面電車があるのでそれで向かう。
少し写真を撮ってみる。「LRT先進県」だけあって、こういうのがよくやってくる。
そして、僕が乗る電車も「LRT」。9000形「セントラム」と言い、中心部を走る「環状線」向けでモノトーンでアーバンなビジュアルが特徴的。現在は「富山港線」にも乗り入れている。
夜の富山は煌めいていて、電車の雰囲気にもよく合う。
ここで聴くのは「ずとまよ」の『Dear Mr F』。実はnoteで繋がった人の1人がついこないだまでこの路面電車が生活圏だったようでその人が「ずとまよ」好きという理由から。好きの繋がりに加えて僕とニアピンの同郷ということで非常に懇意にしているし、彼女も地元ネタと「ずとまよ」ネタには食いついてくる。
そんなこの曲をお供に6分で「国際会議場前」に到着。
ハプニング続きではあったが、なんとか予定通りに行けた上に、遅れも微々たるもの。まぁ、こう言うのも旅の醍醐味ってことで笑
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