おためしチケットレスで乗ってみた2
最強寒波に南海電車で高野線を途中下車しながら巡ってきた。
帰り道はラッシュアワー。避けて特急に乗ることにした。去年末に使った「おためしチケットレス」が回数無制限らしく今回も使ってみることに。
「特急はるか」を予約。朝から晩まで30分に1本やってくる。空港行く以外でも使い勝手は良いし、朝と晩には滋賀県野洲まで座って行き帰りできる列車も設定される。
大阪駅うめきた地下口
大阪駅の「うめきた地下ホーム」へ。フィーバーが一旦止んでいる今は列車が来る以外はまばら。日常が流れている雰囲気。寂しげに見えるが、キャリーバッグを持った飛行機利用者や外国人は多い。
待っている側には「“お茶の京都”トレイン」が停車中。
宇治を始めとした「京都府山城地域」がお茶の生産で栄えていることにちなんだ京都府の観光キャンペーン。
奈良線に向けた車両だが、やりくりの都合で「大和路線」や「おおさか東線」にも現れやすい。PRするにはこれぐらいのフットワークがちょうどええ。
はるか
「特急はるか42号」が到着。
後ろに繋がっているのは「271系」。2020年デビューで2024年1月現在営業中のJR西日本在来線特急としては最新鋭の車両だ。
271系
見た目は「くろしお」「はしだて」などで見られる「287系」とよく似てる。
ただ、ライト形状や塗装は連結相手「281系」に寄せている。
withキティちゃん
営業運転開始から「ハローキティはるか」としてラッピングもされている。
液晶ディスプレイ
車内の案内表示には液晶ディスプレイを自社の特急列車で初採用。多くの情報提供を必要とする空港特急だからこそのハイクオリティだ。
デザインは大阪メトロの400系や環状線と同じ。見やすく、情報量が多い。しかし、到着の際のホームの設備情報が違う向きで見づらい。
行き先表示
側面の行き先はフルカラーのLED表示。
「はるか」の青色の和風墨字風ロゴもきっちり再現している。
ただ、これができるんやったら「新快速」「快速」のスピード感あふれるロゴも再現できないもんやろか。こっちが良過ぎて、フツーの字体がしょぼく見える。言っちゃ悪いが。
ニートだった過去
2010年代後半のインバウンド需要に合わせた増結用として製造されたこの車両。しかし、デビューのタイミングが「コロナ第1波」に重なった。デビュー早々休車し、「ニート」と呼ばれる車庫待機する日々を過ごした。いわば「苦労人」みたいな電車だ。
それから4年経った今、あの過去がウソのような大活躍をしている。「はるか」はインバウンド回復に伴って、全列車で増便増結を実施。増結用である「271系」もようやく本来の用途で活躍している。
京都府内に入ると雪が降ってきた。翌朝には消えていたが、降るときは降る。思えば、去年は大変だった。あんなことが起こるなんて…
今の東京のことはあんなにわーわー言うてるのに…
プレイリスト
京都駅
30分ちょっとで京都に到着。