10年越しの初参戦
こないだKANA-BOONのこのライブツアーのチケットが当たって8月に行けることになった。
その前に、メジャーデビュー10周年イヤーのスタートを飾る「二大野音ライブ」があるとラジオで聞きつけた。この内の「大阪城音楽堂(大阪城野音)」がまだチケットがあったため、開催数日前に買って行ってきた。
ライブには一度も行けないまま、他のライブばっか行ってたりしたが、10年越しで奇しくもアニバーサリーでのお初。8月の予習がてら楽しむことに。
開演前
今回は指定席ではなく後ろ側にある「芝生ゾーン」。わずか数日前に思い付きで買ったし、あくまで「予習の予習」だし。
10th Anniversaryキックオフ!
17時40分ぐらいになると、ついに登場!
ギターの古賀さんから始まって、ドラマー「こいちゃん」こと小泉さん、ベースの「マーシー」こと遠藤さんの順に来て…
そして鮪さんが登場!規制緩和されたことでマスクでの声出しが解禁され、名前を叫ぶ姿も見られた。久々に見たいい光景に心躍る。メンバーが揃って一発目は…
なんと『1,2 step to you』!!失恋で病んでいた高校生の僕を支えた思い出の曲。このスタートはボルテージが上がるし、
1,2,3,4
を指でカウントしてからの「テープバズーカ」はもう最高潮のよう!
2曲目には『盛者必衰の理、お断り』!ラジオで流れて、彼らを知った思い出の曲。思えば、耳慣れた『寿限無』のフレーズが親近感あったのが大きかったかも。
その次は『ないものねだり』!!KANA-BOON初期の代表曲。ここ最近ドラマによく出てくる岸井ゆきのさんを知ったきっかけでもある。ここでうるっときたのが
ゆらゆらゆらゆら、僕の心をーオッオー
というコールアンドレスポンス!これを生で見れたのは元より、「声出し解禁」という規制緩和というベストタイミングでメンバーが大喜びしてるのを見ると涙を流さずにはいられなかった。
そこからは聴いてもピンとこない曲が続いたものの、お気に入りである『夜のマーチ』で涙したり、唯一買ったCD収録の『夜をこえて』を始め『フカ』『シルエット』『さくらのうた』など10年を詰め込むような選りすぐりが多く演奏した。
サプライズゲスト!
そして、最後の曲ではまさかのサプライズ!
ガールズバンド「the peggies」のボーカル北澤ゆうほさん(以下、ゆうほちゃん)が登場!!フィーチャリングでデュエットした最新曲『ぐらでーしょん』を演奏!!
好きな人と歌ったり、「踊ってみた」したら楽しそうと思いたくさんリピートしてる曲だが、正直「まさか来んやろぉ」と少し思っていただけにこれで泣かずにはいられなかった。
それに、ゆうほちゃん率いる「peggies」も大好きなバンド。一度だけライブに行ったことがあるほど。
歌っている鮪さんとステージを駆け回るゆうほちゃん2人もホンマのカップルみたいで楽しそうで興奮して涙が止まらない。
アンコール
というところで一旦ステージから捌けたが、ここで「アンコールのクラップ」が始まる。
約3分ぐらいあったのちにライブTシャツに着替えたKANA-BOON4人が再び現れた!
まだまだ楽しみ足りひんってことやな!!
という鮪さんの大阪弁とともに始まったのが
『スターマーカー』!!都会なので星明かりは見えなかったが、奇跡に近い晴れ間の「野音」みるこの光景は曲にぴったり!
そして、〆に流れてきたのは『眠れる森の君のため』。KANA-BOONの10年の原点と言えるこの曲で〆るのは彼ららしいし、KANA-BOON好きにはこれで文句言う人はいないだろう。
この10年と良かった
メジャーデビュー時に大ハマりしてから10年でようやく初参戦となった今日。この間にはベースの脱退、マーシーさん加入や鮪さんの休養などいろいろあった。
でも、自分の音楽好きの原点の1つを自分の目に焼き付けることができたことは何よりもデカいし、いろいろ聴いてもっと好きになりたいと思った。
そして、思ったのが
失恋して病んで良かった。
失恋し傷ついたから『1,2 step to you』が響いたわけだし、このMVを見て、ギターやりたいと思えた。
もっと辿ればラジオが好きでたまたま出会えたっていうのもあるが、やっぱり、失恋してからの流れで聴いたのが一番デカい。
こんな素敵な1日を彼らの始まりの地である大阪で目撃できたのはなんと幸せなことか。10周年イヤーが楽しみだ。
帰り道の余韻
そんな帰り道も余韻に浸って、KANA-BOONやthe peggiesをセレクト。思えば、高校時代にアルバム『DOPPEL』とともに北陸線や琵琶湖線、さらには昼休みの弁当食べてる時にもイヤホン挿して自分の世界に浸ってたなぁ。そんな懐かしさを思い出すかのよう。