西武新宿線を往復、からの宿へ。
あいみょんの世界を駆け抜けた後は新宿へ。複雑なダンジョンを「大阪梅田」などで培った技を用いて攻略して乗り換え。このことはまた別の機会に。
ラッシュの特急で
今度は西武新宿線へ。西武新宿駅は他線とは違う場所にあるため迷いやすい。高田馬場駅で山手線と乗り換えができるからビギナーはそちらが無難だ。
ここから列車に乗っていくのだが、ラッシュアワーなのでここは特急を座席指定して乗っていく。
今回乗るのは「ニューレッドアロー」こと10000系による「小江戸号」本川越行き。平成世代の西武特急でかつては池袋線の「むさし」池袋と秩父を結ぶ「ちちぶ」にも使用されていたが、令和世代の「Laview(ラビュー)」に置き換えられ、撤退。一部は「富山地方鉄道」に譲渡された。現在は新宿線のみで活躍するが、引退の噂は無く、もうしばらくは安泰そう。
ゆかりのあのバンド
今回なぜこの路線に乗ったかと言えば
ヨルシカがこの沿線である「東伏見」「小平」「関町(武蔵関駅付近)」を歌詞にしていたり、ライブでもその描写を取り入れているゆかりの路線。
ライブツアー『月光』でも西武新宿線上石神井駅の周辺や黄色い電車が登場している。その世界を列車に乗って駆け抜けてみたいと思った。
また、「西武鉄道」を創業した「堤家」は「近江商人」の出身。故郷にある子会社「近江鉄道」には新宿線を駆け抜けた譲渡車や「ライオンズカラー」のバスがいるなど、個人的に遠いけど馴染みが深い鉄道というのもある。
最初のうちはカーブが多く速度が遅めで『靴の花火』『月に吠える』をセレクト。東伏見手前でかなり速度が落ちて、各駅停車に続いていたが、退避した瞬間に速度が上がり始める。
この曲をかけずにはいられない。歌に書かれた夜の「東伏見」を高速で通過して、この曲を聴くのは気持ちいいもんだ。
そこから何にしようか悩んだが、選曲したのは「amazarashi」の『ハレルヤ』。
suisさんのラジオ最終回でn-bunaさんがセレクトした2曲を「お疲れ様」の気持ちを込めて贈った1つ。「ヨルシカちゃうんかい!」と思われるかもだが、あえて縛らずこういうのも良いだろう。
志村けん生誕の地へ。
27分で東村山駅に到着。
折り返しの前に少し街をぶらり。
高架工事の真っ最中でかなり貴重な光景。ちなみにこの街といえば、志村けんさんの出身地で「アイーン」をしてる記念碑があると聞いたがどこにあるか分からなかった。
少しぶらついたところで新宿方面へ急行で戻る。
ライオンズな急行で帰る
やってきたのは西武20000系の「ライオンズトレイン」。名前の通り「ライオンズ」のチームカラー「レジェンドブルー」をベースにロゴや選手があしらわれている。個人的には黄色い電車が来てほしかったが、これでも良き。むしろラッキー。
ちなみに元の塗装も「ライオンズブルー」とのことだが、90年代に採用されていた今より淡いブルーになっている。
西武新宿行きの特急を退避した後、発車。
帰りもwithヨルシカ
この帰りもヨルシカと共に。田無駅までは各駅停車のため、『夜行』『逃亡』をセレクト。途中には小平駅にも差し掛かり、「あの街歩いてみてぇ」と今度行ったときはぶらりしてみたくなった。
帰りも『八月、某、月明かり』をリピートしつつ、『夜紛い』『負け犬にアンコールはいらない』『海底、月明かり』をセレクト。晴れの日故に良い月明かりだった。
それと帰り道では「ドラえもん号(DORAEMON-GO!)」にも遭遇!聞くところによれば西武鉄道公式アプリの「列車位置情報」では使用車両のアイコンが表示されているそうだが、こちらでは「タケコプター」を付けて飛んでいるドラえもんが電車のアイコンとして使用されている。これもびっくりするが、わざわざ個別で教えてくれるのは優し過ぎる。他社じゃ見られないし、レア列車目当てで人が集中しかねないし。
余談はそのぐらいにして、高田馬場で降りた。音楽も良いが、次は「東伏見」「小平」「関町」「上石神井」をぶらりしたい。
山手線と湘南新宿ライン
ここから先は武蔵小杉へ向かうことに。今宵はここで泊まる。
まずは山手線。10数年ぶりぐらいで前回は「E231系」が現役だった。しかし、ここで乗る「E235系」の投入によって撤退。11両から1両ずつを「E235系」に譲った上で「カナリアイエロー」に装いを変えて千葉〜三鷹間の「中央総武線各駅停車」で活躍中。
車内の様子は撮れなかったが、ラッシュアワーで「肩が触れそうで触れない程度」には混んでいた。さすが「ニッポンの通勤電車」の筆頭格だけある。10数年ぶりとはいえ、コンセプトの基本がJR初期から変わってないからか先代によく似ている気もするし、走行音や変わらない自動アナウンスの声を聴いているとなんとなく懐かしくもなる。
そうやって浸っているうちに新宿に到着。ここからは武蔵小杉へ向かう。湘南新宿ラインにしようか「相鉄直通電車」にしようか迷ったが、なんとなく前者に来てしまった。とりあえず、グリーン車だ。
場所間違えた…!
写真を撮って「グリーン車」の案内で待っていたが、なぜかゾロゾロ来た人が僕の後ろに並ばない。どうしたかと思えば
実は並んでいたのは「15両」の「9号車」。いわゆる「短い10両」と呼ばれる電車のグリーン車が止まるところで、両数でグリーン車の位置が異なるのだ。事情は分からないが、揃えた方が分かりやすいんじゃない?と個人的には思った。まぁ、見落とした僕もアレだけども。
なんとか着席
とにかく、「15両」の「グリーン車」へ急ぎ、なんとか着けたが、座席指定ではない「早い者勝ち」のためどこか不安。
言うてる間に「快速平塚行き」がやってきた。端っこにある平屋の座席窓側をゲットし、Suicaをかざした。
夜の渋谷や大崎などの高層ビル群を見ていると東京の凄さを感じる。大阪にも「キタ(梅田など)」「ミナミ(なんばなど)」「あべのハルカス」などの高層ビル群は多いが、東京ならではの煌びやかに見えるマジックみたいなものなのか。
音楽と共に楽しんで約15分ぐらい。
武蔵小杉でもまたミス
お宿の最寄り武蔵小杉に着いた。
湘南新宿ラインや横須賀線、「相鉄直通」さらに特急「成田エクスプレス」まで入り乱れる。
横須賀線のホームは2010年にできたために比較的新し目ではあるが、街の成長とともに混雑が酷くなって、「横浜方面」の新ホームが造られ、2022年の12月から供用を開始した。たしかに降りた時もなかなかすごかった。
降りて宿の場所を確認。「北口」と「新南口」があったが、位置的に北の方にあるというだけで「北口」へ。
南武線ホームへ迂回し、気づけば、東急線側まで歩くというタイムロス。建物は見つけられたが、高架の端っこで遠回りが連続。結局「南口」の方が早かった。新宿ではいろいろ対策を立てつつ、「梅田で培われた勘」が冴えたが、詳しい駅構内図を見ずにテキトーに歩いたのがマズかったし、慢心だった。大きい駅の構内図は時間があろうとなかろうとチェックはすべきや。
今宵の宿
とはいえ、無事に宿に着きチェックイン。お風呂も堪能してきた。
その翌朝は西の方へ行き、再び大好きなバンドと共に揺られていくことに。