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年末年始、見たテレビ
年末年始、テレビやラジオでは特別番組が多く放送される。毎年恒例もあれば、単発のものまでいろんな番組が放送されていた。ここでは、個人的に気になったテレビを3つ紹介したい。
東海テレビ/カチッと!
12月29日の深夜に放送された単発番組で東海3県のみで放送された。TVerなどで見逃し配信もなされていた。
東海テレビの鈴木翔太アナウンサーがMC、コメンテーターにはコカドケンタロウさん、村重杏奈さん、チャンカワイさんという情報番組の体裁。だが、かなり奇妙な演出が多かった。
MC鈴木アナが不在。(コカドさんがMC代行)
ホラーなハプニングが多い。
出会う人々の発言やアイテムが怖い。
番組と連動してSNS「Whisper」では巻き起こるハプニングをつぶさに見つけられる。見ていて怖い気持ちになる。
番組公式noteには「答え合わせ」としてハプニングの種明かしがある。いろいろあったが、結局何かびっくりするようなことはなかった。深い意味はないのに勝手にホラーにこじつけて「考察」してしまう人間の性を使っていて、面白い番組だった。
鈴木アナとチャンカワイさんが出ている「スイッチ!」という情報番組も旅先で一瞬見たことある程度の僕。この程度、知らなくても十分見入れる。新感覚の番組だった。
孤独のグルメ大みそかSP
テレ東系の大みそかは『孤独のグルメ』。前座の『年忘れにっぽんの歌』後座の『東急ジルベスターコンサート』に並ぶ定番となっている。
松重豊さん演じる「井之頭五郎」は今年も今年とて、無理難題に流される形で東京から長野、石川県能登半島まで、年代物の「ミニクーパー」で爆走。東京都日野市でイタリアン、長野県飯田市で焼肉、石川県穴水町でちゃんこ鍋を食した。
能登のリアルを映す
後半では地震で倒壊して、解体されていない建物の現状が映し出されいたり、五郎が入ったちゃんこ屋さんの店主のお話があったり、能登半島のリアルを映していた。
店主は演者がやってることも多いが、ちゃんこ屋さんでは実際の店主「永尾さん夫妻」が本人出演。食後に「おいしかったです」と褒め称える五郎に向けて、震災での苦労話が語りかけられた。本物のグルメを映す『孤独のグルメ』だからこそできる描写だと思う。
最後には、原作者久住昌之さんや「映画技師」を演じた泉谷しげるさんがギターをかき鳴らし、穴水町の人々が拍手喝采を浴びせた。サイコーのラストは見てる僕もノリノリだった。
僕もいつか、七尾線と「のと鉄道」でこの町に行ってみたい。
ウルトラマンDASH‼︎
日テレ系『ザ!鉄腕!DASH‼︎』の正月特番『ウルトラマンDASH‼︎』。オリンピックやW杯などで活躍した新旧アスリートをゲストに迎え、「ウルトラマン」のように限られた時間で過酷なミッションをクリアする企画で構成される。
ミッションの中で1番気になったのが「青学vs最速山登り電車」という企画。
青山学院大学vs富士急行線
2025年の「箱根駅伝」で往路優勝、総合優勝を果たした「青山学院大学」と“山登り”という共通点を持つ「富士山麓電気鉄道/富士急行線」の電車が対決するというもの。
原晋監督が選りすぐった青学の駅伝チーム5人、さらに番組チームの城島茂さん、横山裕さん、藤原丈一郎さんの計8人がリレー。三つ峠駅から下吉田駅までの距離5.8㎞、標高差137mを駆け上がり、最速60㎞/hの電車と競走する。
富士急行線/富士山麓電気鉄道
富士急行線は最大で40‰という急坂を駆け上る登山電車。平地向けに造られた電車がギリギリ登れる急坂だ。富士急行線以外ではJR飯田線や近鉄信貴線などに同じぐらいの坂がある。
本日から4月14日(日)まで春の臨時列車「桜満喫号」の運行を開始しております!!
— 富士急行線【公式】 (@fujikyurailway) March 23, 2024
下吉田行きという方向幕は初めて見ました!
本日はみぞれがちらつく中ではございますが、春のお出かけに是非ご利用ください〜!! pic.twitter.com/LkUDgj6WUo
青学と対決した「6000系」という電車は元はJR山手線や川越線などを走った平地向け。ブレーキを改造した以外、走行装置はJR時代のままで富士急行線の急勾配を駆け上がる。
序盤は急勾配やサービス減速でもっちゃりしていたが、後半は緩やかな坂を最速で追い上げにかかった。
原流の戦術
人間と鉄道という過酷な対決とて、原監督の戦術や本番の声かけには目を見張るものがある。
「坂に強い」
「区間賞を獲る俊足」
などの人選や計測係のマネージャーを配置して、「このタイムなら追いつける」など「原流」の駅伝攻略術を垣間見えた。電車に負けたとて、19秒差で喰らい付く実力は見事に思えるし、箱根駅伝で逆転できるのも納得だ。
ウルトラマン級のレース
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高加速、高減速が自慢の各駅停車
ジェットカーはTOKIOと通算3度対決している。
この手の企画は「中央線快速」「阪神電車」などで繰り広げられたことがあり、これのバージョンアップ版と言える。阪神電車のときは平坦で短かったのに比較すると、坂の過酷さに加え、距離も増していて、電車の高速さというのもある。これこそ「ウルトラマン」級と言える。
箱根や戸塚にも負けない「富士吉田の壁」にまた挑むと宣言した原監督。
来年もまた対決してくれるかな?…
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