見出し画像

最近テレビが気になって…

「中居正広さんによる性加害にフジテレビ社員が関与している」という週刊誌報道に端を発した一連の問題。
動画NGの社長会見
フジテレビのCM差し止め
中居さんの芸能界引退
フジテレビ港浩一社長と嘉納修治会長の辞任

にまで至るカオスな社会問題に発展した。テレビニュースやAMラジオでは連日この問題を報じている。
1日の大半をラジオに費やす僕だが、これだけ報道されてるのを聞いた僕はどうしても無視できなくなり、テレビを見だした。テレビニュース、テレビ局公式YouTubeでアップされている見逃し配信を見るようになった。

吼えるコメンテーター

YouTubeでいくつか見てみたが、関西ローカルの情報番組『よんチャンTV』ではコメンテーターで神戸学院大学教授の中野雅至先生が激怒する瞬間は印象に残った。フジテレビが行った動画NGの会見に対して、こう声を荒らげた。

こんなの報道機関じゃないよ!
報道なんてやめた方がマシですよ!

中野先生はいくつかの番組でレギュラーコメンテーターをやってて、舌鋒鋭いコメントをよくする。〆には、週刊誌から後出しで報道する在京テレビ局の姿勢を批判したり、危機感をあらわにし

テレビ全体が信用されなくなりますよ!

と吼えた。
関西のコメンテーターは他地域よりも厳しく、ときには不適切な放送をVTR明け即時にとがめるほど激怒する人もいる。

関西テレビ見てみると

「ACジャパン」のCMばかりになったと聞いて、フジテレビ系列局「関西テレビ」を見てみる。
全国ネット番組のCMはもちろん「AC」だらけでスポンサーは多くても2社程度。スポンサー0、オール「AC」という番組もあった。
BS、「びわ湖放送」「KBS京都」などの系列に属さない局ではちょこちょこ「AC」は見かけるし、「BPO」「JARO」といった非営利団体のCMも見る。ラジオでも同様でときどき聴く機会はある。それでも、たくさん流れるのを見ると2011年を彷彿とさせる。人によっては深夜の雰囲気も感じられるか。

ローカルCM

ローカルCMでは2分ぐらいの枠で1〜2本は「AC」だった「関西テレビ」。関東で言われるほどだらけというわけではない。フジテレビでCMを差し替えたと報じられた企業もたくさん見ることができた。

一方で、関西テレビ大多亮社長の会見では「最低30社差し止めがある」旨が明かされている。新聞では「大阪ガス」「関西電力」といった関西の有力企業が差し替えたと報じられた。

ラジオでは…

あるラジオでもフジテレビ社員と交流したことがあるアナウンサーや芸能記者が憂いていた。「擁護するわけではない」と前置きしつつも
「(あるアナウンサーが会議で)自分の話を聞いてくれた」
「軽薄な人ばかりだと、思って会ったら真面目な人ばかり」と第一印象を語りつつ、自社グループの人権に関する窓口やコンプライアンス方針の周知をしていた。

昔は好きだった

昔は「レッドカーペット」「トリビアの泉」などのバラエティは好きで見ていたテレビっ子だった僕にとっても、あんな姿に落ちぶれたことに憂いている。
TVerでよくバラエティやアニメは見ているし、実家に帰ったら、テレビが垂れ流されていたりする。ただ、自分から積極的にフジテレビを選ぶことは最近あまりなかった。そもそもラジオやYouTubeの方が好きということもあって、垂れ流すことすらもなかった。潜在的に「つまらない」と思ってたかもしれない。


テレビやラジオのコメント、報道を聞いても、いいとも悪いとも言えないし、どういう風に考えたらいいのかわからない。「オワコン」とはよく言われるが、本当にそうなってしまうかもしれない。迷走続きで再起の道はあるのだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!

Yuki(ゆうき)
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。