首都圏でたらふく音楽
ヨルシカでたらふく満たされたこの日は別のバンド縛りや鉄道会社のCMソングなどでも色々楽しんだ。
南武線、武蔵野線と地元民バンド
鶴見へ行き、「京浜工業地帯のローカル線」を楽しんだら今度は南武線で北上。
やってきたE233系は南武線オリジナル仕様。歴代車両を模した黄色、オレンジ、ぶどう色(こげ茶)3色の帯が特徴。先頭車には沿線の街のシルエットがロゴとして描かれている。
川崎ゆかりのバンドと共に
この路線に乗ったのは「SHISHAMO」を聴くため。ボーカルギター宮崎朝子さん、ドラム吉川美冴貴さん、初代のベースとともに川崎市内の高校で結成され、オリジナルメンバーは全員市内出身。(現在のベース松岡彩さんのみ大阪出身で2代目として途中加入)
練習スタジオへ向かう際に乗った電車でのことを歌った『がたんごとん』という曲がある。南武線がモデルだと朝子さんがアルバム収録曲を紹介する動画で言っていたのを覚えている。(現在非公開)
何気ない住宅街や武蔵小杉の高層マンション群を進んでいるが、朝子さんや吉川さんが見てきた思い出の中で乗ってると思うとどこか胸が熱くなる。そんな景色と共に『休日』『またね』などを聴いてみる。もちろん『がたんごとん』も。
快速に乗り換えて
途中では快速に乗り換えて、『量産型彼氏』『僕に彼女ができたんだ』などアップテンポな曲をチョイス。
武蔵野線へ
府中本町から先は武蔵野線で乗り換える。
オレンジにまたも「ぶどう色」という独自カラー。「国電」「ゲタ電」が親しまれていた名残りなのだろうか。
それはいいとして、府中本町から西国分寺を目指す。
東芝生まれの名機2両
北府中駅には「東芝府中事業所」が隣接。通信、オーディオなどを手掛ける他、電気機関車の製造も行っている。また、社会人ラグビー「東芝ブレイブルーパス」の練習拠点でもある。それに関連してなのかその脇の電車から見える場所には「ブルートレイン」などで活躍した「EF65形535号機」が保存されている。
そして、後ろを見ると、「ED31形」も!こちらは近江鉄道などで活躍した機関車で「東芝生まれ」。廃車の後、東芝関連会社が買い取ってここに里帰りした。こんなところで故郷の車両に会えるなんて…
そんなここでも『同窓会』という1曲をチョイス。『がたんごとん』のMVはここでロケされていて彼女たちの馴染みある黄色ではなくオレンジの電車に乗ってる風景で撮られたが、非公開が残念。
メトロな音楽と千代田線
下北沢からの帰り道。ボチボチ新幹線の時間も気になりだし、15時ごろまでいようと思ったが、少し早めに駅に戻り東京駅へ向かうことに。新宿行って、中央線で向かうのが最速だが、直通する千代田線に乗ったとしても「大手町」「二重橋前」でも歩けないことはない。実際に歩いたこともあったし。
そんなわけで急行新宿行きで代々木上原へ。そこから千代田線へ乗り換える。
3社あるうちの今回は「東京メトロ」の「16000系」。グリーンが眩しい見た目通り「環境」をテーマにしていて、省エネモーターやバリアフリーの推進など「イマドキ」なスペック。ローレル賞も受賞した。
乗るのは初めてだが、同じ形式の「できたてホヤホヤ」を米原駅で出会したことがあった。首都圏の電車とはいえ、東大阪に「近畿車輛」神戸に「川崎車両(旧川崎重工)」といった鉄道系メーカーがあることでかなり身近だったりするし、関西にいながら運が良ければ見ることもできたりする。
メトロな音楽
そんなメトロでは「メトロな音楽」と題してチョイス。
『さよなら日比谷』はこの路線が通る駅名がタイトルでMVでも「日比谷駅」やこの車両が登場する。個人的にはそういうイメージから関西の地下鉄でよく聴いたりする。
2曲目には『アイネクライネ』。2014年度の東京メトロCMソングであるところから。地下という空間と曲の雰囲気がよく似合う。ちなみに僕の妹がこの曲が大好きでお気に入りとのこと。
3曲目にはまたしても「SHISHAMO」。実は2019年度同CMソングとして『曇り夜空は雨の予報』が選ばれ、メンバーもCMに出演している。関西にいるとCMは年1でしか見られないが、「鉄道のCM」となるとやっぱりアガるもの。おまけに鉄オタにとっては親近感が3倍増しだ。
そんなセレクトで乗って、「二重橋前(丸の内)」で降りた。個人的には2度目ではあるが、前の方が古めかしかったし、ここから日比谷まで常磐線の「203系」という緑の電車に乗ったのも覚えている。今でも「先代の千代田線」とともに「ジャカルタ」で元気そうにしているが、生きてるうちに会えるのだろうか…
東京駅へ歩き、帰りは激安でおまけ付きというきっぷで帰路に着く。
この記事が参加している募集
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。