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リアルカオナシ
2024年1発目の「金曜ロードショー」は『千と千尋の神隠し』。言わずと知れた大ヒット作で何度も地上波放送されている。
カオナシとは一体何者なのでしょうか😳。宮﨑駿監督いわく「カオナシなんて周りにいっぱいいますよ。(中略)ああいう誰かとくっつきたいけど自分がないっていう人、どこにでもいると思いますけどね」とのこと。自分を持たず、出会うもの、人によって変化するのがカオナシという存在なのです😌 pic.twitter.com/UX6LEVawAA
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 5, 2024
その中にある番組公式の実況ポスト。宮﨑駿監督が語った「カオナシ」についての秘話だ。このポストを見るとこんなことを思った。
僕は「リアル“カオナシ”」なのではないか
昔から誰かとくっつくだけで自分からは何も発しないことは多い。1人になるのが嫌だからという深層本能で1人にばかりつるんでいては嫌な言葉に耐えるぐらいしか脳が働かなかった。
カオナシが話す言葉といえば
あ、あ…
ぐらい。言葉を発しても丸呑みした「父役」というカエル従業員やちっちゃいカエル従業員の声を借りているだけ。中盤でこの2人を吐き出すと本来は「あ、あ…」しか話さなくなる。
noteでは比較的饒舌みたいになる僕。しかし、リアルはその真逆。相手から来ないと僕は言葉を発しない。「わからんかったら聞け!」と言われても恐怖心だけが残る。余計に口を閉ざすぐらいしかできない。
特にこういう言葉しか出なくなることは増えた。
怒る顔が怖い
こういうとき何をいえば正解なのか
また失敗するかもしれない。
頭でこんなことを考えるたびに、時々「あ、あ…」としか出ない。語彙力が途端に0になってしまう。親や先生、同級生、先輩後輩などの前でも同じことを繰り返してきた。100回は下らない。
「カオナシ」のような人は探してみればいくらでもいるかもしれない。映画公開時よりもネットは発達している。宮﨑監督が思うぐらいにたくさんいる。その1人は紛れもない僕だ。
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