ミーティングに行っただけなのに
7月2日に行われるフェス「見放題」に今年はスタッフとして参戦することになった。そんなフェスのミーティングのため大阪市内へ行ってきた。過去2回のミーティングでは京阪電車を使ったが、今回は気分転換で京阪+阪急で大阪へ向かうことにした。
特急逃せど…
近鉄丹波橋で降りて、京阪へ。特急が去ったため準急に乗ろうとした瞬間、アナウンスで
伏見稲荷には後の急行が先に到着します
これ聞いた僕は即座に降りて、急行を待った。準急が目に捉えられるうちにアナウンスが鳴ってすぐやってきた。「えらい早ない?」
急行出町柳行き。6000系は最近リノベーションしてJRチックなチャイムを搭載して居心地良くなった。ちなみにこの急行は淀駅始発の車庫出し。出町柳で折り返して特急か快速急行で大阪に行くものだと思われる。こういう急行は中途半端感はあるが珍しく無く、淀駅の車庫は寝屋川に次ぐ大拠点だし、ちょっと遠いからせめて回送より稼げるということでたくさんあるのだろう。最初はガラガラではあるが、七条〜出町柳間は各駅だし、伏見稲荷にも停車するから観光には便利だったりする。そんなレア電車にオタクの僕は興奮する。
音楽はちょっとゆっくり目をチョイス。龍谷大前深草付近ではさっきの準急を肉眼で捉えるほど接近したし、深草から七条まではカーブだらけ。地下ではスピードアップはするが、各駅だから『春を告げる』がちょうどええ。
また阪急
祇園四条に着き、鴨川を渡って京都河原町駅へ。そこから阪急で大阪に向かう。
平日ラッシュ時間帯で特急は通勤特急になっていた。こちらに乗り込む。特急の停車駅(烏丸、桂、長岡天神、高槻市、茨木市、淡路、十三)から淡路を通過し、代わりに京都市内の西院、大宮に停車する。大ジャンクションを通過することで混雑を分散、その上、「嵐電」や市バスとの乗り換えを便利にするひねりを効かせた列車。
烏丸で大量のビジネスパーソンと学生、プラス信号トラブルで振替してきたJRユーザーを満載して、四条通り地下を疾走。大宮、西院に停車する。特急が通過する休日や昼間と違い、これらはラッシュ時になると主要駅に変貌する。ここいらでは『夜のピエロ』『YOKU』の緩急で楽しんだ。
桂では嵐山方面や洛西口、向日市内方面に乗り換える客で3分の1が降りた。ここで雨が降り出し、『あぁ、無情』『一瞬も一生も全て私なんだ』『雨とカプチーノ』をかけながら梅雨の洛西を駆け抜ける。
高槻市から茨木市まではさらに降ってきて、『又三郎』とMAX115㎞/hで駆ける通勤特急が合いすぎて泣ける。
茨木市からは『秒針を噛む』。雨でよく聴くこの曲もまた合うから泣ける。それから『初恋が泣いている』をかけていると列車は減速して淡路の手前で一旦停止。昔、千里線に乗ってると京都線の特急とかを待つときにこういう光景目にしてたなぁなんて懐かしくなる。線路がカオスだからこその光景だ。
発車してすぐ『パレード』をかけて淡路を通過。そして、十三へ。その後『六月は雨上がりの街を書く』を聴きながら大阪梅田に到着した。
少し時間があったので撮影タイム。「通勤特急」「通勤急行」といったならではの種別や「快速」というラッシュを支えるいいとこ取りな種別、さらには「特急日生エクスプレス」という字面がかっこいい電車もある。行き先も「日生中央」「川西能勢口」「西宮北口」「急行雲雀丘花屋敷」など昼間よりバリエーション豊かでまさに「行き先のパラダイス」やぁ〜
ダンジョン攻略して青い地下鉄へ
一通り撮り終え、おそばで腹ごしらえするとちょっと時間がギリギリ。阪急梅田からすぐ降りて、御堂筋線に飛び乗った方が早いが、四つ橋線に乗っても距離的に一緒っぽく、むしろそっちの出口が近いため乗ることに。
「ダンジョン」と称される梅田だが、何百回と訪れてる僕は大体わかっている。阪急からとりあえず御堂筋線へ、そこから「ルクア」を突っ切って大阪駅中央口、それから桜橋口を目指し、地下を降りてJR北新地駅の方角へ行くと西梅田の改札にたどり着く。本当は別の道もあったが、ものの5分強で着いた。手前味噌ながら名人の域かも…
そんなひけらかしは置いといて、四つ橋線に乗り込む。「大動脈」と呼ばれる御堂筋線とは真逆の「静脈カラー」で、大国町までは並行する。御堂筋線と共通の車両で個人的にはどちらにせよ、扉、モーター、反響する車輪、メゾソプラノとアルトの間ぐらいの日本語アナウンス、アルトの英語アナウンス、広告放送など音がたくさんで「宝石箱やぁ〜」というぐらい個人的には大阪メトロを楽しめるポイントである。そんなこんなで5分で四ツ橋に着いてミーティングに行ったのだった。
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