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ダイナスターと夜中の北陸

「おはようエクスプレス」に乗車した先日。これ以外にも、北陸線には違う名前の特急列車がある。区間短縮される「サンダーバード」「しらさぎ」を除いて全て消え去ることになるため、コンプリートしたいところ。今回もまた別の特急に乗ることにし、京都から金沢へ。

夜の金沢へ

ライトアップされた鼓門
昼より荘厳な雰囲気
白エビかき揚げのそば。
おいしいけど、夜にはちと重かったかぁ…
一番上は東京行きの最終発
1番下は長野までの最終「はくたか」
感謝や思い出、懐かしの列車が彩る。

2日後に金沢へ。この駅で1時間暇を潰し、その列車に乗り込む。

特急ダイナスター

2番のりばに止まっているのが、今回のお目当て。特急「ダイナスター」だ。2015年、金沢と福井を結ぶ短距離の特急として登場した。列車名は福井名物の「恐竜(=ダイナソー)」と「沿線の期待を「スター」に見立てた造語とのこと。

大阪行き「サンダーバード」の最終発車後とその始発前に運転される補完的な特急で朝の金沢行きと夜の福井行き計2往復という小規模な体制となっている。

特急「はくたか」専用塗装「スノーラビット」

かつては越後湯沢〜金沢間の特急「はくたか」を延長する形だったが、北陸新幹線金沢開通で廃止。新幹線と被らない区間が「ダイナスター」として生まれ変わった。福井発着の「はくたか」は1往復のみだったが、北陸新幹線からの利便性を考慮し、最大3往復に増便した。ただし、1往復はコロナ禍で廃止された。

ダイナスター/福井行き
紺とオレンジはしらさぎ仕様

車両は「しらさぎ」カラーの681系。一部は元々「はくたか」用だった過去があり、ほぼそのまま受け継いでいる。

短距離ながらグリーン車付き

6両繋ぎ、グリーン車もついている。だが、距離が短いので今回は普通車指定席。指定席は少しまばらだが、自由席は大盛況だったのが見て取れた。

ホーム上も撮り鉄で溢れていた。僕の席の真上にある行き先表示をギリギリで近づいてカメラ向けているガチな人が少し怖く見えた。完璧求めるのはいろんな意味で怖いもんだ。ファンではある僕だが、そう見られていると思うとゾッとする。

夜の車窓、音楽

加賀温泉駅で福井行きの普通列車に接続。

音楽とともに約1時間。

福井駅

終点福井に到着。

方向幕祭り

「ダイナスター」→「回送」に変わる際にはさまざまな列車の名前が出てくる。

2001年に廃止された「スーパー雷鳥」
たぶんピンチランナー用?
ちなみに、デビュー時は「スーパー雷鳥サンダーバード」というダブルネームだった。
富山から長野へ足を延ばした「スーパー雷鳥信越」
トレッキングに向けた臨時列車だったそうな。
 そのダブルネーム。
いや、長ない!?
月曜早朝の臨時特急「ビジネスサンダーバード」
始発のサンダーバードより30分早い時間に大阪を出発、金沢までを結んだ。しかし、2020年を最後に運転されず、事実上廃止された。
大阪〜米原間「びわこエクスプレス」
2024年3月からは「らくラクびわこ」に改め、夜の発車時刻と使用車両が変更される。
名古屋〜大垣間のホームライナー
国鉄風味の白地幕は西日本では珍しい。
こないだ乗ったやつ。

日常使ってるものから、もう2度と使わないもの、たぶん使ったことないものまでたくさん収録されている。ファンはこういうところに興奮するし、これも一種のお祭り。「猫ミーム」みたいに小躍りしてしまいそう笑

30分の連絡で敦賀行きに乗り換え可能。
30分後に別の特急
でも、寝たい🥱

福井駅では30分で敦賀行き普通列車に接続。ただし、平日はこれより先に「おやすみエクスプレス」が発車する。こっちも乗りたかったが、朝活したがりなので、諦めることにした。

なんか貼り替えてる。

ネカフェで1泊

快活クラブで一夜

この晩は福井駅前のネットカフェ「快活クラブ」に泊まった。

2度目のネカフェ泊まりだが、いろいろ物足りない、忘れものが多かった。目薬忘れて、かゆみがひどかったし、足音や振動、扉の音も気になって寝にくい。気にしない人は寝れるかもしれないが、気にしぃにはちとしんどい。寝台特急がまだ寝れるかなぁ。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。