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阪急のレア物狙って乗ってみた。

ワクチン3度目を打ったが発熱が無く暇になり、思い立って阪急電車に乗って大阪梅田へ行ってきた。

アニバーサリー記念をアピールする電車や「京都夏の風物詩」のムードを感じ、時々、舌鼓。ちょっとばかし梅田に滞在し、そこから京都へ帰るのだが、ちょっと狙ってみたかった列車に乗ることに。

特急に飽きたので

18時3分発の「快速」を待つ。

阪急京都線で平日早朝の大阪方面と同じく夕〜夜ラッシュの京都方面でしか運行されない「快速」に乗るためだ。「通勤特急」「快速急行」の方がもちろん早いが、大抵特急向けのおんなじやつしか乗らないため飽きが来てた。そこで、「ロングシートの8両」がローテーションでやってくる「快速」を狙うことにした。

7300系快速京都河原町行き
いつもの特急向けの電車

やってきたのは7300系。母方のおばあちゃん家に行くときに乗る「北千里行き」でよくお世話になった思い出の1つだ。ここ数年でリニューアルが施されて、車内のリノベーションや横長のデジタルサイネージ設置、モーターの取り替えて、ビジュアルがプチ変化するなどしているが、輪郭やアクセントである「アイボリー鉢巻」はそのまんまだ。

7300系のデジタルサイネージ。大きく見やすく、走行中は左端にCMも流れる優れもの。御堂筋線も同じサイズを搭載している。
「快速」は大阪側で停車駅を増やし、京都側で「本気を出す」ことでいい感じに速達性を担保し、準急停車駅からでも乗り換えずに先着できる。

18時3分に梅田を発車。この時点では座席が埋まる程度だったが、十三で立ち客が出始め、淡路では堺筋線、天神橋筋六丁目(天六)からの乗客が大量に乗り換えたためかなりの混雑。上新庄までがちょうどピークだった。その後南茨木、茨木市、高槻市でちょこちょこ降りて京都府に入った時点で空いてきた。

いつものことながらプレイリストを作ってみた。序盤は各駅停車の真後ろをつけていたため遅めだったが、茨木市を過ぎると最高速度を出して本気を出してきた。思い出とノスタルジーの詰まった電車を大好きなヨルシカ、緑黄色社会と絡めるといい感じに涙が出てくる。小さい頃には想像つかないであろう180°違う楽しみ方だ。

オールドなあの電車に乗りたくて

西院まで乗ったところで突然降りたくなった。実は長岡天神で追い抜かした準急が個人的に気になる電車だった。

ロングシート車の快速急行

快速急行をあえて1本見逃してさらに待つと

阪急京都線3300系(京都河原町到着後に撮影)

やってきたのは阪急京都線では最古参になる3300系の準急。新型の投入で数を減らせど、数編成が在籍して、7両は千里線方面、8両編成は京都線や大阪メトロ堺筋線直通を中心に、ラッシュ時に快速や快速急行など速達列車を担当するなど新型に紛れながら「アラフィフ」を感じさせない活躍をしている。個人的には「アイボリー鉢巻」が無いマルーンモノトーンの塗装が気に入ってはいて、「北千里行き」でお世話になったが、先は長くないだろうと見ている。スマホで録音し、完全に消えてもノスタルジーに浸れるよう録れたし、けっこう満足だ。

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