見出し画像

リニューアルした小倉駅と新型車おかわり。

新型車に出会って大久保駅で下車。改札を入り直して、今度は行ってみたかった駅へ。その駅は話題のミュージアム開業に合わせてリニューアルし、鉄道ファン必見の代物が展示されている。

小倉おぐら

小倉駅

大久保から普通列車で3分。小倉駅に降りた。

新調された駅名看板
「ニンテンドーミュージアム前」が追加された。

宇治市小倉にある任天堂のゲーム博物館「ニンテンドーミュージアム」の最寄り駅。開業に合わせて「ニンテンドーミュージアム前」というサブ駅名も付けられた。同時に駅のリニューアルも完成した。

近鉄ヒストリーボード

近鉄ヒストリーボード
近鉄特急の勇姿たち。

リニューアルでできた1つ目はこのポスター。近鉄の古いポスターが飾られていて、近鉄の歴史が紹介。壁も近鉄特急の1世代前のカラー紺色とオレンジだ。

伝説の奈良電

近鉄京都線の前身「奈良電気鉄道」開通のポスターもある。「奈良電」と呼ばれ親しまれたが、1963年に近鉄に合併した。名前が消えて久しいが、今でも近鉄京都線の歴史を語る上では欠かせない。

地下鉄車両による奈良行き急行
なんか首都圏みたい。
都営浅草線みたいな?

小倉駅前

小倉駅舎

駅前に出てみる。ミュージアムができてからというもの、Nintendoの袋を持ったファミリーや外国人をたくさん見かけるようになった。急行通過駅だが、いつか急行止まってくれるかもしれない。

地下通路

改札外の地下通路には近鉄京都線の路線図や歴代の近鉄及び奈良電車両が紹介されている。

24年前の新型「3220系」
結局この色浸透しなかった。
というよりカオスさ増した。
京都線の通勤電車「3000系」
ステンレス、省エネモーターなどお試し要素満載だった。
近鉄では異色の電車だったが、2013年ごろ廃車。

新型車8A系より1代前のモデル「3220系」や近鉄唯一のステンレス車「3000系」もいる。京都線で見られたほぼ全てが網羅されている。

奈良電もある。今の車両よりも小ぶりで狭い車体だった。そんな当時の京都線を象徴するかつての特急電車が保存されている。

ミニスナックカー

大和西大寺方面行きの改札口の目の前には3つ目の目玉「18400系」の運転台。本物ではなく、強化プラスチックのレプリカだ。

高安工場に保存されている「ミニスナックカー」
こちらは本物で最晩年の姿。

かつて京都線などを走っていた特急で「スナックカー」より幅の狭い車体から「ミニスナックカー」と呼ばれた。特急から引退した後はカラーを白と水色に変更。「あおぞらII」を名乗って、修学旅行などの貸切用として2013年まで使用された。

車内にある運転台はリアルっぽいが、動かないよう固定。それ以外は壁紙になっている。それでも、書かれている文字や形はホンモノそっくり。現在の近鉄でも主流な配置だ。

ARで蘇る

「ミニスナックカー」にはこんな仕掛けがある。ARアプリを使ってあたかも走ってるような姿を撮ることができる。

これがその写真。顔はめパネルの要領で形取られた枠に「ミニスナックカー」をはめる。ここの運転台に乗って記念撮影すると自分が運転しているかのような姿が撮れる。写真、動画両方可能だ。

ミスった…からの

家に帰ろうと京都方面行きの列車に乗ろうとしたが、あることに気づいた。

あ、改札間違えた。PiTaPaで出れへんやん…

小倉駅はホームごとに改札はあり、改札内通路が地下地上ともに無い。関東みたいにICは入場券代わりにできない。インターホンで呼び出して、一旦出してもらうもできなくは無いが、めんどくさい。そんなとき、いいことを思いついた。

あ、8A系「おかわり」できるかも。

京都から8A系乗車中、別の8A系とすれ違っていた僕。ちょうどベストタイミングで京都駅から小倉駅に向かっていた。これを狙って10分待ってみることにした。

8A系 2杯目

8A系

またもそれが当たって、2度目の遭遇を果たした。失敗したとて新型車両を1時間以内に「おかわり」。災い転じて福を成すってやつかな?(知らんけど)

2度目は8A系単独4両。従来車とペアを組むよりも加速は滑らかな気がした。「おかわり」ついでに「味変」も楽しめた。3分間「おかわり」と「味変」をして大久保駅に戻ってきた。

左から特急に抜かれる。

特急を見送って、発車。夕焼け空と8A系のコラボレーションはなんともエモい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。