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急遽見に行ったヤバT×湘南乃風

2024年1月31日、「ヤバT」こと「ヤバイTシャツ屋さん」のライブを見に「Zepp Osaka Bayside」へ行ってきた。初めてのヤバTは元々行く予定ではなかったが、ライブ当日に突然行くことが決まった。その経緯はライブが始まる半日前まで遡る。

午前5時、インスタで。

午前5時、部屋に誰かがいると勘違いして、叫んで目覚めた僕。最悪な気分をラジオを聴きながらリフレッシュ。傍らでインスタグラムをチェックしていると、こんなストーリーを見つけた。

40℃出たので行けなくなりました。
誰か行ける人いませんか?

フォロワーでライブハウススタッフの女の子「ヤバT」のライブチケットの引き取り手を探していた。高熱で体調を崩し行けなくなってしまったそう。
開催延期やコロナ、災害対応など余程の理由以外払い戻しは不可。個人的にどうしてもなときは「リセール(再販売)」や「近しい人に譲る」ことがベストだ。

名乗りを挙げてみる。

ストーリーを見た僕は5分迷ったが、一か八か引き受けに名乗りを挙げる。「先客いなかったら引き取りますけど?」とDMを送ってみる。すぐ返信があり、僕が引き取ることになった。この瞬間、ストーリーも消された。

電子チケットを分配

チケットは「電子」をもらう。そのためには「分配」してチケットデータを送ってもらう必要がある。

譲ってもらうのは2枚のうち1枚。フォロワーの友人がチケットを管理していて、分配をお願いしてもらう。僕の電話番号や氏名などチケット分配のための必須な個人情報をフォロワーを経由して共有した。ただ、友人がこの時点で熟睡中。起床まで待つことになった。

PayPayで送金

有償譲渡なのでお金も支払う。PayPayで銀行からお金をチャージ。チケット定価+手数料等「5280円」を用意、送金用リンクを送った。

もらったチケットが届いた。

5時間後、昼前になって友人が起床し、分配が完了。「5280円」も受け取られ、晴れて参戦が確実になった。こんなことは紙のチケットならまず無理だ。これだけ便利になったもんだ。

ビッグネームと対バンでビビる

返事を待ってる間にライブの詳細を見てみると各地で対バン(共演相手)がいる。大阪2日目を見てみると僕は度肝を抜かれ、全身が震えた。

湘南乃風来んねやーーー!!!!!!!😳

幼い頃からテレビで見てきたビッグネームと対バンと聞いて、いい意味でビビってくる。僕の中学時代には同級生に大の“湘南”ファンがいた。よくアカペラで10人ぐらい前にしてノリノリで歌っていたあの彼を思い出すとなんかバイブス上がってきた😆

ミャクミャク様に出会ってZeppへ

家で2時間仮眠を取ったのち、大阪・桜島を目指す。

!!

京橋から乗り込んだ電車は「万博ラッピング」の環状線、個人的には「ミャクミャク環状線」と呼ぶ。大阪に拠点を置く私鉄各社でも同じラッピングの電車が各方面にうじゃうじゃいる。

広告は全てミャクミャクカラー

JRの「ミャクミャク電車」は車内もフルジャック。青と赤の模様に彩られている。

デジタルサイネージも万博関連のみ

デジタルサイネージも万博にまつわるイメージ映像やお笑いコンビ「銀シャリ」による漫才CMのみになっている。

ここから夢洲へシャトルバスが出る予定。

「ユニバ」を越えて、桜島駅に降り立つ。電車同様豪華な装飾。大阪メトロ「夢洲駅」とともに万博の玄関口として会場行きのバスが出ることになっている。

線路沿いにも待機列。
入場中
ロッカーにダウンを預けて、クソ寒い🥶

9割の人はヤバTのTシャツを着用。中にはカラフルな短パンを着用している人や後で汗かくことを想定し、半袖やホットパンツを着て入場する猛者もいる。

会場に入ってTシャツを購入。本当はキーホルダーかキーチェーンなどを買って、ヤバT好きの妹にプレゼントするつもりでいた。

Tシャツだけ購入。

しかし、Tシャツとステッカーしかなく、自分用のTシャツのみ購入。事前にサイズ聞いといたらよかったなぁ。LINEで自慢するだけやな。

DJタイム!

ライブ開演の10分前。湘南乃風のサポートDJが登場し、マイクチェックを開始する。「湘南乃風ーー!!」という効果音で会場が急沸騰。

チェックがてら、みんなでバイブス上げていこーぜ!!!

と呼びかけられた。「プレスタート」ではあるが、実質本番だ。

多彩なレゲエソングがDJミックスで奏でられる。途中には「みんな知ってる曲だぞ!」と『小さな恋のうた』のレゲエバージョンが流れる。僕も含めみんな歌える曲もぶちこんできた。

湘南乃風

そのまま、所定のスタート18時半を迎えた。RED RICE、SHOCK-EYE、若旦那、HUN-KUNが登場。会場のボルテージがさらに上がる。

『睡蓮花』と『純恋歌』ぐらいしか知らないが、僕の場合はなぜかメロディだけピンと来るのが多い。『黄金魂』は歌詞を見るだけでも分かる。

中学、給食とあの彼

中学時代、給食の時間でいろんなアーティストが日によってBGMで流されていた。特に「KPOP」に偏っていた感はあり、その次ぐらいに「湘南乃風」も多かった。あとは前述の同級生の影響も。

なんとなくその彼に「ありがとー!!!あんたのおかげや!!!」と叫びたくなった。あの彼がいなかったらたぶん今日みたいに楽しんでいなかったかも?それ以前に給食でヘビロテしてくれたのがよかった。

純恋歌

もちろん『純恋歌』も来た。一番声が出るし、みんな大熱唱できる代表曲だ。ただ、サビ以外で覚えてるのと言えば

大親友彼女の連れ おいしいパスタ作ったお前
家庭的な女がタイプの俺 一目惚れ

ってとこぐらい。あとはテキトーだ笑

この曲では全消灯され、スマホライトが彩った。

睡蓮花

『睡蓮花』がラストで来たときのボルテージは急上昇。冷たい雨でクソ寒い外なのに会場内だけは灼熱サウナと化していた。季節大逆転なぐらいの最高潮だった。


レゲエのジャンルは初めてだったが、それ関係なしにすごかった。中学時代、果てはテレビで見てた小学生の僕にとってはまさかこんな目の前で見れることになるとは想像できないし、今の自分がタイムリープして、言って聞かせても信じてくれないだろう。それぐらいの貴重な1日だった。
それはそうと、あの彼はこの空間を体感したことあるのだろうか。野球に打ち込んでたし、行ったことあるかどうか知らないし。むしろ、反応が気になる。

RED RICEのアクスタ

ヤバTの後にはアクリルスタンドも購入。ランダムの中から「RED RICE」が出てきた、

ヤバイTシャツ屋さん

お次は「ヤバT」!暗転すると愉快な出囃子とともに

  • ドラマー「もりもりもと」さん

  • ベースボーカル「しばたありぼぼ」さん(ありぼぼちゃん)

  • ギターボーカル「こやまたくや」さん

が登場。

スタートは『あつまれ!パーティーピーポー』!!大学の同期がコピバンをしていたからよく知ってる曲だ。おまけにBPM(リズム)が高めになってて、のっけからボルテージが上がってくる。

とりあえずノっときゃええやん!!

初期の頃のしか知らず、こちらも予習レスで臨んでいる。しかし、3人の楽しませるノリは凄まじい。

わからんやつはとりあえずノっときゃええやん!!

と言わんばかりの雰囲気。それでむちゃむちゃ楽しかった。もちろん知ってるやつは歌うしもっと楽しい。

関西バンドのノリ

MCのノリも関西系。ありぼぼちゃんはなぜか「ひらパー」の話し始めるが、ほぼ全員ウケてる。高槻市民と京阪電車沿線民は大ウケだろうが笑 こやまさんは京都人、ありぼぼちゃんは大阪人、もりもとさんは浜松出身だが、関西に染まっている。この感覚を理解できるのは僕ら関西人が一番かも。

ヤバTのカバー

「ヤバT」はカバーをよくやっている。前日には「クリープハイプ」と対バンしたことにちなんで『喜志駅周辺“栞”しかない』と題してミックスカバー。『喜志駅周辺なんもない』を歌う途中から『栞』を歌い出していた。

この日は湘南乃風の『純恋歌』をメロコアアレンジ。バラードである原曲とは真逆だが、こういうのを即興でやってくれるのは見どころだし、スキルがすごい。

バラバラアンコール

最後の曲が終わり、アンコール。しかし、なぜか全員合っていない。拍手もいれば、「アンコール」と叫ぶ人、「もーりもり!(もりもとさんの愛称「もりもり」)」だったりバラバラ。過去一統一感のないアンコールだが、これがなんか新鮮。

撮影OK!

アンコールで披露された『ハッピーウェディング前ソング』では「動画撮影OK!」「SNSアップOK!」

  • 会場1階の半分より後ろと2階の座席エリア

  • 30秒以内に切り取り

という条件付き。僕は指定されたところより後ろだったので撮影することができた。

ライトで見えづらかったのとどうしてもカメラとノリのマルチタスクが上手くいかない。下手くそだが、「ヤバTやばいやろ?!!」というのが伝われば。

ヤバみが深み

同期のコピバンや妹がちょっとハマってたというだけだった僕。しかし、目の前で見ると3人の凄さや熱気に圧倒される。予習してなかったとはいえ、これでも楽しめるのはヤバTはヤバい。もっといえば「ヤバみが深み」だ。次なるリベンジをしたくなる。

最悪な目覚め→サイコーの1日

最悪な目覚めからサイコーの1日が巡ってきた今回のライブ。本当なら、大のヤバT好きであるフォロワーが行くべきところだが、健康あってこそ。譲るというのもいろんな優しさと勇気の現れだ。しかも、技術の進化に助けられた感もある。

名乗りを挙げた僕もいいご縁に巡り会えた。譲ってもらったこと、素晴らしい1日を目撃できたことは強く感謝したい。そして、フォロワーが早く元気になって、ヤバTリベンジできることを願っている。





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Yuki(ゆうき)
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