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マニアな距骨下関節

6/10 解剖学、エコー画像、記事内容修正

皆さんは足関節の回内外はどこで生じると習いましたか?もしくは勉強しましたか?

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私は距骨下関節で生じると習いましたが、「本当にそうでしょうか?」


今回は常識となっている距骨下関節の回内外や距骨下関節のマニアックな解剖について、考えていきましょう。

この記事の内容は
・距骨下関節の解剖学がわかる
・距骨下関節の役割(運動学)がわかる
・距骨下関節の評価、介入の方法は?


1.足部の重要性

まずは簡単に足部の重要性についてお伝えします!


足部は立位や歩行において唯一地面と接触している部分です。つまり、足部が決まれば姿勢が決まる!もっとも、立位・歩行が決まると言っても過言ではないと思います。


人間の体全体で骨は206個あります。 そのうち片方の足には種子骨を合わせ「28個」、両足合せて「56個」の骨があります。人間の骨のうち1/4が足に集まっています。


骨がたくさんあるということは骨と骨で構成される関節も多くあり、それをつなぎとめる靭帯や筋も多くあります。


足関節に多くの骨・関節・靭帯が存在することで微細な動き(凸凹道への適応)、地面からの衝撃吸収、歩行時の推進力を生みだすことができます。


それでは、本題に入ります!


2.距骨下関節の解剖学

距骨下関節は距骨と踵骨から成る関節であり、運動軸は斜軸(横断面に対して42°傾斜)、縦軸(矢状面に対して23°傾斜)の2つが存在しており、その軸で内外反の運動が生じます。


距骨下関節の解剖学的特徴として2つの関節面があるものと、3つの関節面があるものが存在しています。

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引用文献)JAN BRUCKNER: Variations in the Human Subtalar Joint. JOSPT Vol. 8, No. 10


2つと3つの関節面で何が異なるかというと、2つの関節面を持つものが3つ関節面を持つものより動きが大きいのです。だからと言って、関節面の数は残念ながら体表から確認することはできません💦


また、踵骨の骨形態を考えると、個人によって形がかなり異なります。

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福井 勉,山田 英司:エキスパート理学療法 バイオメカニクスと動作分析.ヒューマンプレス 第一版 2016 


関節面の形も踵骨の形も違うので、距骨下関節の動きは個人によって異なると考えておいた方が良いでしょう!


2.回内外は距骨下関節で生じているのか?

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