osgood-schlatter病のエコー画像と治療
6/14 記事にエコー画像大量追加
以前、osgood-schlatter病の概論と評価をについて記事にしました。
今回はosgood-schlatter病のエコー画像と治療について記載していきます!
「エコー画像を見たことないから、正常-異常がわからない!」という方でも、正常画像を載せますので、始めから学ぶことが出来ます!
今回の記事では
・osgood-schlatter病のエコー画像を判別できる
・osgood-schlatter病の介入のヒントを得ることが出来る
それでは、さっそくいってみましょう!
1.エコーの正常画像
まず、異常画像を知るには正常画像を知らなければなりません。
これは大人の正常な膝関節のエコー画像です。複数の線上高エコーが膝蓋腱の中に見えています(fibrillar patternといいます)。膝蓋骨や脛骨粗面の骨輪郭もしっかりと描出されています!
子供のエコー画像は成長段階により異なります。年齢が経過すると共に軟骨が骨化し、脛骨粗面の不整像も無くなります。
このエコー画像の変化は発育段階の変化に伴うものと考えられます。
Developmental Disorders of the Knee.Pediatric Orthopedic Deformities, Volume 2 pp 473-604
また、全体像を見てみると、子供では膝蓋腱のたわむ様子が認められますが、大人になるにつれて膝蓋腱のたわみが減少していることがわかります。
Clara Lin, Mohammad Diab, Diana Milojevic: Grey-scale ultrasound findings of lower extremity entheses in healthy children. Pediatric Rheumatology
volume13, Article number: 14 (2015)
正常と言っても、子供と大人では全く異なるエコー画像が認められます。なので、正常画像をしっかりと覚えておく必要がありますね!
2.osgood-schlatter病のエコー評価
osgood-schlatter病のエコー所見です!
どこ見たらいいかわからないという方は、正常画像と比較してみましょう!
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ありがとうございます(#^.^#)