寄り道や余白を楽しむ力
料理が苦手。
嫌いじゃないんだけど、全部レシピを見て
その通りにやらないとできないから、とっても時間がかかるし
作り終わった頃には疲れて、食べてないのにお腹いっぱい。
アレンジとか、あるものでチャチャっと作るみたいなのは憧れ。
実際には小さじ小さじ2/1とかもキレイにはかるし、
少々とか適量とか言われると、え、どのくらいですか?と焦る。
先日餃子パーティをやろう!ということで
材料を買いに行って、餃子を作ったけど2人前にしては
材料の方が多くて、これは余っちゃうな〜また冷凍庫に保存だな〜
なんて思っていたら、
友人が「お味噌汁の中に全部入れちゃえばいいじゃん」と
余ったニラやキャベツや、サラダにのせたトマトの余りまで
ドバドバと鍋に入れ込んだ。
えええ?トマト?味噌汁に?
なんて言ってる間に、あっという間に友人は味噌汁を作り上げた。
トマトのお味噌汁って普通?
うちの実家が出したことないだけで一般家庭では普通なの?
どんな味なんだろうと食べてみると、おいしい!
他にも余った野菜がたくさん入っていたので、野菜の出汁が出て
いつもとは違うお味噌汁の味に、ほっこりした。
いつもレシピ通りにしか作れないわたしが
友人が作るトマト味噌汁を食べて感じたことは、
プロセスを楽しむ力がわたしには少ない。
完成させるというゴールだけじゃなくて
そのプロセスで、あ、これも作ったら美味しかもとか
冷蔵庫にアレがあったから一緒に炒めてみようかなとか
そういうプロセスを楽しむ力が、わたしには少ない。
今作っているアーユルヴェーダの講座も
完璧な講座を作らなきゃ!と毎日パソコンにかじりついているけど
作るプロセスの中で、あの本に載っていたことも参考になるかも
わたしが習った先生はなんて言ってたっけと、足を止めたり
時にはパソコンから離れて散歩をしたり
全然違う環境に行った時に、気がつくこともたくさんあるかもしれない。
そういう遊びというか、プロセスや余白を楽しめるようになりたい。
こうと思ったら猪突猛進、無鉄砲なところがいいところだよねと
友人に言われるけど、まっすぐな道だけ見て走っていても疲れるし
急に目の前が行き止まりになったら、動けなくなってしまう。
そういえばこれまでも、そんな経験を何度もしてきたから、
プロセスを楽しむ気持ちを
お料理でも仕事でも持っていたいと思う。
今日は仕事をしながら、どんな寄り道をしようかな。
misaki