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素直な自分に戻っていく時間の大切さ

5年前の12月、石垣島への旅行で、私は“将来なりたい自分”を見つけた。

当時は正社員として勤めていて、ぼんやりと「このままこの会社に勤め続けるのかな〜」なんて思って仕事をしていた。

石垣島へ一緒に行った友人とは、よく旅行に行く仲で、旅先ではお喋りしながら、気のむくままに歩き回るのが定番。石垣島でも、いつものようにフラフラと歩いていた時、なりたい自分との出会いは唐突にやってきた。

何もなかった道の先に、カフェが見えてきて、少し休憩しよう!とカフェに入るとそこはリトリート施設だった。奥に入っていくと綺麗なヨガスタジオが見えた。ぼーっとそこを見ていたら無意識に思いもよらない言葉が出てきた。

『わたしこういう場所作りたいかも…』

自分の中にこんな思いが眠っていたなんて、自分でもびっくり。突然の言葉に隣にいた友人もびっくりしながら、それでも「いいじゃん!やれるよ!」と言ってくれた。


社会人になりずっと思っていたことは、「リセットする時間の大切さ」だった。日々に忙殺されて、誰かのことを気にしたり考えたりして、自分の本音にどんどん蓋をするようになってしまっていた。

まっさらな自分を取り戻したくて、旅行に行ったり、一人でカフェに行ってぼーっとしたり、ヨガをしたり。そうやって素直な自分に戻っていく時間の大切さを実感していた。

そして、それは私だけではなく、きっとどんな人にとっても大切なことなんだと思った。だから素直な自分に戻れる・まっさらな自分にリセットできる場所を作りたい。そういう思いが石垣島でのリトリート施設との出会いで溢れ出てきた。


そこからは、場所づくりのことを四六時中考え始めた。

カフェ?シェアスペース?民宿?どんな形を取ればいいのかを考えて、カフェ巡りをしたり、実際にカフェやホテルでアルバイトをしてみたりもした。


ちょうどその頃に出会った旦那さん。ペットとしてポニーを飼っているというなんとも珍しい人で、馬や自然との触れ合いを通して自分をリセットする時間を大切にしている人だった。

初めて旦那さんに会った時に、リセットできる場所を作りたいという夢を語ったら、「あわせたわけじゃなくて、僕も本当に同じことを、馬を通してやりたいと思っていた!」と言ってくれて、なんだかすごいご縁を感じた。


そこからその人と結婚し、今はふたりでリトリート施設をつくる準備をしている。

馬や動物と触れ合い、自然の中に身を置き、リラクゼーションで体の力みをほどいて、素直な自分に戻っていける、そんな場所をつくる。
そして私自身も、その場所で家族と共に、素直な自分で生き生きと暮らしていくのが私の”なりたい姿”。



なりたい!やりたい!が見つかって、それを人に話したり、実際に動いてみることで、未来がどんどんとクリアになって、ワクワクした気持ちになった。不思議とご縁も繋がっていったし、なりたい自分にすこーしずつ近づいていると思う。

これからも、なりたい自分に向かって1歩ずつ着実に進んでいこう。

#なりたい自分

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