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対象読者とは(ネット媒体・紙媒体の違い)

 昨日はなんというか、読みながら寂しい気持ちになっていたので大した感想も書けずに終わった。ただ、あれ以上は無理に書けなかった。

 昨日の更新、読んだ後「私は、この漫画の対象読者ではないのだな」と思った。最後の締めくくり方、何故か笑えなかったのだ。
 「こんな大事なテーマを、こう締めくくっちゃう?!」という驚きが先に来ていた。
 別にお色気ネタが嫌いなわけでもなく、潔癖なわけでもないし、今までの更新にあったネタはめちゃくちゃ楽しんでた。ストーリーの緊張感をいい感じに和らげるところもあったし。

 だから、昨日も普通だったらすごく笑って読み終えられるはずなんだけど、笑えなかったどころか、戸惑ったところで、「あ、なんか『私』が違うんだろうな、私が部外者なんだろうな」と感じた。
 そして私はターゲット層・対象とする読者層じゃないとの考えに行き着いだのだけど、ふとこの漫画の「ターゲット層」ってどこなんだろうと思ったのだ。

 例えば紙のまんが雑誌だったら、ある程度ターゲット層がはっきりしていると思う。「りぼん」に嫁との争いをテーマにした作品はのらないし、「ジャンプ」に不倫ものがあるとも思えない。
 あったとしても「嫁=お母さんと姑=おばあちゃんの間で苦しむ子ども」や「親が不倫して家庭に影響が出たこども」が主人公になるんじゃないか。最近両方とも読んでないから分からないけれど。

 でも、オンライン連載って、ネットにアクセスすれば誰でも読める。雑誌はお金を出して買おうとするけど、オンライン連載なら、URLさえ知ってれば誰でも読める。
 すると、オンライン連載って非常に難易度の高いものなのかもしれない。逆説的かもしれないけれど。
 
 図らずもオンラインと紙の違いについて考えてしまった。

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