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西太后さまも守らなくてはいけない、過酷な清王朝食事作法。

この厳しいルールは現代人にとって、残酷です。

宮廷の話はいつも魅力的。
華やかの世界の裏側に、とんでもない過酷な世界もあります。

西太后の食事は、百皿以上並べる豪華な印象があります。
しかし、それには、宮廷の見栄張りのほかにも理由があります。

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宮廷内では、西太后がお好きな食べものは何々、乾隆帝や康熙帝の好む食べ物について、話してはいけませんでした。
紫禁城のなかで、これを話題にしたひとは、首が落としてしまう恐れもあるぐらい禁じられたタブーでした。

西太后がお食事のとき、お料理をお皿に取ってくれる専門の宦官が一名います。
宮女のほかに、テーブルの周りに四名の宦官も立ってます。
西太后は「これを食べたい」のようなことを言ってはいけません。
沈黙で目で合図したら、専門の宦官はその料理をお皿に載せて、お近くに置きます。

もし同じお皿の料理を二口食べたら、間違いなくそのお皿を遠いところに下げます。三口目を食べようとしたら、周りに立ってる四名の宦官が:「撤 (Che~)」(撤収)と注意の声が!そう、彼らの役割は監督宦官です。

その通り:同じものを三口以上食べてはいけない食事作法です。
もし同じものを二口続けて食べたら、きっとこの一品はしばらくの間、テーブルに上がることがありません。

清王朝の先祖から伝えられた決まりだそうです。宮廷内の毒殺を防ぐための方法ですね~
西太后はこれをきちんと守ってました。当時の西太后の側近、誰も彼女の好む料理を知らなかったようです。

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清王朝が転覆したあと、「たぶんこれをお好きだろうね。。」との推測で、
後世は「西太后が好む食事」について、熱く語れるようになりました。

銀座のレイカサイでは、前菜の10皿や15皿の品々、たくさんのお皿を並べますが、すべてひと口の量しかありません。清王朝のスタイルを忠実に伝えております。

この記事は2019年に、私のFBで載せたもの。
銀座レイカサイの料理顧問厲愛茵(レイアイイン)は、私の叔母です。

この投稿を見て、レイカサイに行かれる場合、
「リンヤンのブログを読みました」を言ったら、何かのサービスがあるかもしれません~(保証できません、(笑))


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