「内」と「外」の関係について。書道の「中宮収緊」を例えて。
7月8日(金)、リンヤンが一水空オンラインレッスン担当。
その時の話要旨をまとめてみました。
「「内」と「外」の関係について」
一水空練習の時、一つ目に見えない大事な感覚があります。
身体の内側と外側の関係。
内:緊。 外:鬆。
内:張。 外:弛。
内側は丹田当たりに集中し、肩の力を落としてリラックスの状態。
書道では、「中宮収緊」と言います。
一水空の練習を通して、「中宮収緊」のバランスを身に付けたい:
「リラックスしていると同時に集中している心身の状態」。
以下、『自然体の作り方』(斉藤孝著)から抜粋:
「リラックスして集中した状態」というと、矛盾しているように思われるかもしれないが、仕事や勉強やスポーツを行なっているときに、ときおりそのような状態に入ることは、多くの人の経験するところではないだろうか。
初心者のうちは無駄な力が入りすぎているが、上達するにしたがって、余計な力は抜けて、必要最小限の力で集中できるようになってくる。
一流選手は、このリラックスして集中した状態を技化している。
中心軸を崩さず姿勢よく上体を立っている、下半身は柔軟に粘り強く振動を吸収しつつ、踏ん張っている。
一見ソフトな、柔らかい物腰の風貌ですが、実は芯がしっかりしていて、中身は程よい張りを持ってる方は、特別な存在感があります。この前の「美意識」にも通じる話です。
また、この「リラックスして集中した状態」は、書道にも、他の芸術活動にも通じる。
この状態をいかに長く続けるのか、パフォーマンスの質は決まります。
さらに、近年の脳科学研究によって、この状態は脳の活性化のために大いに役に立つそうです。
一水空は毎週四回もオンラインレッスンをしています。体験したい方、info@yishuikong.com までメッセージをください。