見出し画像

つぐない

君はどんなに願っても夢にも出てきてくれない。

あのときのまま、画面の向こうで歌っている。何かに取りつかれた様に歌っている。何を思っているのか。何を考えていたのか。

ある人が言っていた。その人が亡くなってから、その人と本当に出会うのだと。確かに何度も語り掛けた。事あるごとに心の中で君と出会っている。でも、答えはない。

できることなら、中年太りした君と、年老いた君と、ゆっくり語りたかったぜ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?