笑う門には福来たる❤旧正月恒例☆周星馳チャウ・センチー☆
旧正月が明けました。
以前は旧正月と言えば、日本のお正月同様三ヶ日は全てお休みで大晦日も半ドンでした。大晦日は家族が一堂に会しての年越しディナーだからです。
今は日本同様お正月の雰囲気は薄れ、大晦日も外食や出前、元日当日からレストランもスーパーも開いています。
我が家の年越しも叉焼など外で買ってくるものが増えました。
何処の場所でもこうした季節の行事がどんどん味気なくなっているのはとても寂しい気がします。
でも私達はお店が開いていても毎年外出しないで過ごすのが恒例です。
大根餅と芋餅de元日の朝ごはん
〜The NE・Syogatsu〜
少しでもお正月気分を盛り上げる為、日本の年末定番の番組も一役買ってます。
が、我が家には旧正月恒例行事があります。
〜笑う門には福来たる〜
と言う事で、うちは毎年旧正月の元日は周星馳(チャウ・センチー)映画で笑い初めをしています(≧▽≦)
今見ているのは数日前から見始めた周星馳のテレビドラマ「蓋世豪侠」。武侠時代劇です。
コレは彼が俳優として注目を浴び、映画スタートしてのスターダムを駆け上って行くキッカケとなった出世作です。
このドラマには周星馳の同期で義理の兄役を演じた呉鎮宇(フランシス・ン)や
映画でも星爺の良きパートナーである呉孟達(ン・マンタ←少林サッカーのコーチ役)が
奥義を極める為には女性化しないといけない「玉女神功」を身に着けた兄(古艶陽)と
その男女と化し残虐非道を極める兄を自分の手で始末しようと追いかける正義漢の弟(古峰)の一人二役を演じている他、もう亡くなってしまいましたが当時の星爺の彼女、 羅慧娟(ジャクリーン・ロー)など豪華キャストが出演しています。
このドラマでは今の周星馳の持ち味が十分に発揮され、時代劇なのに軽妙なトークの掛け合いで結構笑えます。
しかも1話45分で3回CMが入る前後がNG集になっていて、倍笑えます。
(以下プチネタバレ)
ストーリー自体は、玉女神功で非道の限りを尽くすン・マンタ演じる古艶陽と正統派と呼ばれる穹蒼派(ン・マンタ弟役はこちら)率いるカンフー門派との戦いが中心に真面目に描かれているのですが、その設定が女にならないと奥義を極められないカンフー「玉女神功」と、その「玉女神功」を唯一破る事ができる正統派側の一撃必殺のカンフー「極楽神功」(一撃で玉女神功の使い手も殺す事が出来るもののその一撃で自分も全精魂を使い果たして死んでしまう諸刃の剣的なカンフー)しかしその極楽神功を使っても命を失わなくて済む特別な日に生まれた周星馳演じる段飛との戦い、となっています。
そして話はどんどんこじれて終いにはイケメン俳優呉鎮宇も邪功(人の命を奪うためのカンフー)に手を染め、蛙の化け物のようになってしまいます。
でもこじれる中にもたくさんの伏線が複雑にも絶妙に絡んで進んでいく、無茶苦茶に見えてすごく作り込まれた痛快なストーリー展開です。
明けた旧正月、周星馳パワーで笑い溢れる年始めです。