香港庶民の当時の暮らしを描いた「獅子山下」
午後の時間帯は、香港のテレビでも色々な再放送がされています。
その中に「獅子山下(ライオンロックの下で)」というドラマがあります。
*獅子山(ライオンロック)というのは香港にある山の名前の一つで、この山頂部にある巨大な岩がライオンのように見えるということで名前がついた岩山です。
ドラマ「獅子山下」は一話完結で、古いシリーズは一話30分、途中から1話1時間です。
1話1話が当時の社会問題を鋭く客観的に赤裸々に描かれており、本当にドキュメンタリーじゃないかと思う程に、そうそうたる俳優陣が、どう見ても演技とは思えないほど自然な演技を見せている圧巻のドラマです。
今日のお昼は2014年に再編された「獅子山下クラッシック」の第84話「法紀」の回で、主役がたまたま若き日の呉孟達(ン・マンタ)さんでした。
この回は犯罪を犯したら、監獄でどのような生活をするのかを描いたもので、厳しく統制されている様子や、
海岸で海の埋め立て労働をさせられる様子が詳しく描かれています。
若き日の凛々しい呉孟達。でもパッと見ても面影ありありですぐわかります。
俳優さんの中には、若い頃は演技がイマイチで段々と上手になっていく人も多くいますが、呉孟達はこの頃から本当に名演技を見せていました。
そして、このドラマはこうして1話終わると、その内容に関係のある機関の関係者などが出て来て、そのエピソードにあった社会問題について詳しく解説するという社会の問題提起をする良いドラマです。
「法紀」のエピソードはこちら↓↓
こちらは「法記」のエピソードではありませんが、呉孟達が出ている全く別のエピソードです(興味のある方はどうぞ。こちらは更に若い頃です)
最近は毎日のように呉孟達作品を見ています。
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