見出し画像

時事ニュースを伝えるのって難しい・・

 今朝、ニュースを見たら、キャセイパシフィック航空が5900人の職員の内、5300人は香港在住の職員をリストラすると報道していて、ついこないだの日曜日にキャセイ勤めのFA(フライトアテンダント)の友達とzoomで話したばっかりで気がかりだったから、反射的につぶやいたら、NHKが今日の夕方には8500人のリストラと報道。

そのNHKニュースを見ながら、テレビをつけると、こちらではやっぱり5900人の内5300人は香港在住の職員、と言う字幕が、朝と変わらずニュースチャンネル画面の右側に張り付いています。

「??????」

と思ってみていたら、こちら時間の6時のニュースを境に8500人という数字が全面的に報道され始めました。一日中ニュースだけを報道しているニュースチャンネルは、直近のニュースを何回も重複報道して、内容が切り替わるタイミングのひとつが夕方の6時。(字幕は相変わらず5900人と5300人のままですが)

 私は報道関係者じゃないから、内情とか、伏せられた数字とか、どんな時間差で本当の状況が公表されるのか、とかは全然わかりませんが、何だか自分がガセネタを流したような後味の悪い微妙な気分。

(5900人は香港で契約した職員で600人は香港以外に駐在、5300人は香港に駐在している職員で、8500人は全世界のグループ全体、という事っぽいです。)

 そして、キャセイでFAをしている中で、最も古くからの友人は解雇を免れたと聞きました。でも、他の人の状況は怖くて確認できないと。基本的には今日会社から連絡があるはずだと。今朝ニュースが公開されてから、身の処遇が通達されるまでの恐怖と、今日解雇が決定した誰かの事を思うと、本当にどんなきれいごとを並べても無意味だと思わされます。

8500人中5300人の確立で解雇だとしたら、単純に10人に6人は解雇という事だから、誰が解雇になっていても不思議はないという事です。でも今回解雇を免れた組も、来年1月からの新しい雇用契約では給料も福利厚生などの待遇面も大幅に削減されるそうです。

コロナで航空会社が依然として厳しい状況の中で、今回残れたのがラッキーとも言い難く、かといって今日無職になる未来が決定するのも、どっちも厳しい状況には違いない、と改めて、このコロナが2020年に皆の人生をどれだけ変えてしまったのか思い知らされた一日でした。

本当に自分が何をやりたいか、躊躇せずどんどん行動に変えて、悔いの残らない一日一日を重ねていけるようにしたいものだと思いました。

いいなと思ったら応援しよう!

ハザカイユウ
サポートしていただけるとありがたいです。