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「きもちのせいり」とは 2

前項では

・自分定義/家族定義/地球定義 という性格研究室における専門用語の解説
・自分定義・家族定義が如何にして地球定義とズレていくものであるか
・自分定義・家族定義が地球定義とズレるとどんな問題が起きるのか

ということについて解説した。

今回は自分定義を地球定義を基準にチューニングするにはどうしたら良いかということについて解説したいと思う。

それにはまず、当たり前であるが、

自分定義という、まるで自分に染み付いたというか、一体化したようなものが、地球定義とズレていると気づけるか

そもそも何が地球定義なのかに気付けるか

という基本的な問題がある。

例えば、食事のマナーなど人前のでの振る舞いに、それを恥ずかしいと思う人とそれの何が悪いんだと思う人がいる。

後者が恥ずかしい振る舞いを止めるのはほとんど不可能に近い。

気付けるか気付けないか、

その差は大きいのである。

それと同じように、自分定義がどれだけおかしいか、地球や社会はどんな仕組みや成り立ちになっているのか、フラットに見て気付ける”感性”がなければ、そもそも気づくことは不可能なのである。

加えて、このように違和感に気付ける感性があったとしても、
その違和感をキャッチして修正するだけのエネルギーがあるかどうかという課題が出てくる。

自分の常識や慣れたやり方を変えていくというのはかなりのエネルギーを要する。

年齢とともに人の目が気にならなくなるという現象が多くの人に起こってくるが、これは単純に老化によるエネルギーの減少から、自分を人に合わせるということが困難になってくるということが起きているのである。

ましてや、他人ではなく、何を言ってくるわけでもない地球定義に合わせるということは、かなりそこに確信を持って真剣にエネルギーを使う必要が出てくる。

それは、集中力という言葉にも置き換えられる。

若くても疲れている人、特に脳が疲れている人には不可能、もしくはかなり困難な作業と言わざるを得ない。

というわけで、まずはベースとなるのが

・肉体と脳のメンテナンス
・五感覚のチューニング

である。

肉体と脳が疲労している人、五感覚が鈍麻している人は最初にその対処をしていくことは必須になる。

しかしながらこのような状態にある人は、自覚がない場合も多い。

よって自覚のあるなしに関わらず、各自必ず取り組んで欲しい。

前者は衣食住、睡眠の質と量の向上
後者は睡眠、自然に触れること、自然に囲まれること、本物の芸術を体感すること

などから始めると良い。
(これに関するレクチャーやワークショップなども検討しています。)

次に、上記の通り、疲労のない肉体及び脳と鋭敏な感性にメンテナンスしながら、並行して何をしていくかを記していく。

自分定義・家族定義の地球定義とのズレをキャッチする指針として「感情」がある。

この感情が揺れた時、なぜ揺れたのかという原因を
紐解き、明らかにしていくことで、原因となった自分定義が見つけることができる。

そして、深くまで紐解くことができれば、よりコアに近い定義を見つけることができる。

この過程において、

・よりコアに近い定義を見つけることを意図する
・その定義と地球定義との違いに気づくことを意図する

ということが次の課題となる。
そしてその課題を達成するために重要なのが、

感情の総量を減らすこと

である。また、性格研究室で推奨されている感情の総量の減らし方は
”感情減らし”と呼称する。

1.感情が起きる
2.感情を減らす
3.その感情が起きた自分定義を紐解き、
4.地球定義を基準に自分定義をチューニングする

この一連の流れを性格研究室では"クリアリング”と呼称する。

このクリアリングの繰り返しにより、生まれてこの方積み重ねてきた勘違いの定義を初期化することができるのである。

(「きもちのせいり」とは3に続く)

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