見出し画像

英国人夫との出会いから結婚まで-ビザ取得のための結婚!?-後編

前半では、このNoteの3大テーマの1つである、国際結婚について私と英国人夫の出会いから、新型コロナウイルスによるロックダウンで同居生活、そして遠距離恋愛まで記しました。

後半では結婚から、遠距離新婚生活、そしてアフリカ某国での共同生活について書いていきます。

ビザ取得のための結婚!?

私が仕事のため、アフリカ某国へ引っ越して、アフリカとイギリスの遠距離恋愛生活がしばらく経ち、彼の性格的に「付き合ってるんだから、会いたい。できれば一緒に暮らしたい」という気持ちが強くなりました。私が日本で休暇を取得するときに会う計画を立てましたが、日本は絶賛コロナの水際対策中で、パートナーとはいえ、外国人の入国は許されていませんでした。

その時、日本人の配偶者である外国人の入国が認められていたか分かりませんが、コロナ禍で会う、一緒に暮らすためには結婚して正式に配偶者にならなければ、という認識がありました。ある時、日本の大学院へ入学したものの、入国が認められず、大学院をオンラインで受講しているオーストラリアの友人と話をしていました。「私の彼も日本に入国できないんだよ~」と話すと、「でも結婚ビザがあるから、結婚すればできるでしょ?」と言われ、その時は配偶者ビザと結婚ビザの違いが分かっていませんでしたが、よくよく調べると「婚姻ビザ」という、結婚/婚姻のために外国人が入国できる短期ビザがあると分かりました。

そうと分かると、在英国日本大使館のHPや経験者の話を見て、応募条件や必要書類等を確認しました。彼にも話し、「婚姻ビザを取って日本で会おう!」と決まったのは、日本渡航の3-4か月前だったと思います。必要書類を揃え、在英国日本大使館のビザアポイントメントを取り、彼はロンドンの大使館まで行きました。一部不足資料があり、後日再度大使館まで行くことになりましたが、日本に30日以内滞在できる「婚姻ビザ」を無事取得することができました。

その後、彼は日本に入国、6日間のホテル隔離を経て、日本に一時帰国した私と合流。東京で隔離をした後、実家に行き、私の家族に挨拶をしました。彼はほとんど日本が話せず、父親は英語が多少できますが、母親はあまりできないので、意思の疎通は主に私の通訳を介してでしたが、彼と両親の初対面やお互いの反応を見て、私はずーっと笑っていました笑

隔離明けに地元の市役所で婚姻届けを提出、その後は新婚旅行として温泉宿に小旅行をし、3週間程の日本滞在が終わりました。東京からパリまでのフライトは隣同士、パリからはお互いの家があるイギリスとアフリカにそれぞれ飛び立ちます。彼が予約した飛行機を逃すハプニングもありましたが、お互い無事に自宅に戻りました。

遠距離新婚生活

再度、イギリスとアフリカ、それぞれの生活が始まりましたが、遠距離恋愛生活が「遠距離結婚生活」に変わりました。時差がない、もしくは1時間になったので、毎日朝昼夜3回ビデオ通話をして、お互いの心の距離を保ちました。また、友達と出かける際には、必ず誰とどこに行くか、何時頃に戻るかを伝え、帰った後にビデオ通話をしていました。休暇時には、私がイギリスへ2回行き、2人の時間や彼の家族との時間を過ごしました。

彼がインターネットさえあればできる仕事をしているのもあり、遠距離結婚生活開始の半年後には、彼が私のいる国に引っ越すことにしました。色々準備を進めていましたが、渡航直前で私のいる国の新型コロナウイルスに係る水際対策が変更になり、彼が渡航できないことになりました。それが分かったのが2人での小旅行中で、一緒に暮らせるのがまた先延ばしになることがショックで残りの滞在はお葬式のような雰囲気になってしまいました…

が、結局その1カ月半後に彼が私のいるアフリカ某国に無事入国し、初の新婚生活をスタートさせました!

アフリカでの共同生活

彼は初アフリカ、初の海外生活だったので心配でしたが、現在のところ心身ともに健康に過ごせています。基本的には家で仕事をし、ジムに行ったり、たまに私の友人や職場関係の人と食事をしますが、ずっと家の中にいても苦痛でないタイプのようです。健康で文句も言わず、一緒にアフリカで暮らしてくれる彼に感謝しかありません。

ただ、言語の問題は依然としてあります。私たちの住んでいる国はフランス語圏なので、例えばドライバーや家政婦は英語を話しません。夫もフランス語を話さず、特に学習する気もないため、私が間に入り通訳をしています。

また、ここで外国人として暮らすのは大変お金がかかります…もし興味がある方がいれば詳しく話しますが、家賃抜き、2人暮らしで月に18万円くらいの出費があります。現在は円安と現地通貨高で、昨年と比べても生活は約30%圧迫されています。その中でも車の修理代は、道路状況が悪いこともあり、毎月2-3万円かかるイメージです。車がないと移動が難しいので必須ですが、人生で初めてこれ程お金がかかるものだと知りました…

そういった細かい問題もありますが、振り返った時に笑い話にできるように2人で乗り越えていきたいと思います!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!国際協力業界で働く女性として、また国際遠距離恋愛・遠距離結婚を経た者として、似たような境遇の方の参考になれば嬉しいです!

もっと読みたい!と思う方は、スキとフォローいただけると励みになります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?