SAPPOROに来て1ヶ月が経ちました
今年の10月に東京から地元札幌に戻ってきて1ヶ月が経ちました。
あっという間と言えばそうなのですが、体感的には「やっと1ヶ月か。」といった感じです。
今回は振り返りも含めてこんなことあったなを書き綴りたいと思います。
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10/1(火)
札幌に完全に引っ越す。飛行機の時間をなんだかミスって朝の6時にバスタ新宿から羽田空港行きのバスに乗ることになった。
この時間でも電車に揺られる人、空港に向かう人の姿は多い。みんなそれぞれの人生を過ごしているのでしょう。
札幌に着いて不動産に鍵を取りに行く。札幌駅から歩いて向かっていたのだが、場所までの距離と歩みのスピードの計算をミスって約束の時間に間に合わなさそうになる。札幌の距離感を思い出すまで時間がかかりそうだ。
汗だくになりながら到着して鍵をもらう。
「いよいよですね」と担当の方から言われた。本当にそうだ。僕の新しい人生がまさしく今日からいよいよ始まる。
「応援してます」なんて言葉は沢山言って貰えた気がするが、今日この日に言われたのはなんだか気持ちが良かった。
新居に到着。もちろん物は何もない。家財道具は明日届くことになっている。今日は実家に泊まろうかと思ったのだが、明日も朝から回線工事や引っ越し業者の出入りなどが多数ある為、何もないこの家で寝ることにした。その為に布団セットだけは用意をした。ぺたんこのお布団。静かな部屋。
夜にはお笑いライブを観に行った。後輩のコロネケンというコンビの「コロネケンアドバンス」というイベントだ。
後輩の束田は東京でも一緒に舞台に立っていたこともある。僕が札幌に来たことをとても喜んでくれていた。
「忙しくなければ是非観に来てください！お席用意しておきます！」とお誘いを受けたのでありがたく観劇しにいった。
劇場に着いて案内して貰った席がこれだった。
札幌の洗礼をもろに受けた。
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10/2(水)
家財道具などが運ばれてきた。
引っ越しに際して新しく買い替えるものはほとんど無く、今まで使っていた物をほぼそのまま運んで貰った。ここから新しくレイアウトを考えていくのは心が躍る。新生活の楽しみのひとつだろう。
そんな矢先にテレビが壊れた。
テレビを台に設置しようと上に乗せ、手を離した瞬間にバランスを崩してドンガラガッシャンと落下した。
擬音としてのドンガラガッシャンではない。しっかりとハッキリと「ドンガラガッシャン」と音が鳴った。
札幌の洗礼をまた受けた。
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10/3(木)
この日から労働が始まった。札幌にやってきたとはいえ、すぐに仕事が舞い込んでくることなどない。生きていくにはお金が必要だ。
20年ほど前にススキノの飲食店で働いていた時からお世話になっている先輩のお店で働かせていただくことになった。
飲食店でしっかりと働くのは久しぶり。全然できないのだろうなと思っていたが、意外と体は覚えているもので、割とスムーズに働き始めることができた。そしてなんだか楽しかった。
働ける環境があるというのはありがたい。そして賄いが食べられる。賄いってこんなにも嬉しいものだったのか。ペペロンチーノをペロリと完食。そしてヘトヘトになって帰宅。
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10/6(日)
札幌マラソンに出場した。
色々な縁もあり、ここ最近はマラソンに参加することがよくある。今回で3回目。
最初は軽井沢ハーフマラソン。10キロ地点で足切りとなった。2回目は北海道マラソン。フルマラソンで20キロ地点で足が攣って動けなくなり脱落。
今回は背水の陣。3度目の正直での挑戦。さすがに今回も完走できなかったらウケない。笑えない。そんな気持ちで走り始めたが、15キロ地点で足が全く動かなくなった。語彙力をあえて無くして言うと「マジでヤバい」状態になった。
だが、前半順調に走ることができたおかげで時間の貯金があった為、ひとまず完走はすることができた。
ゴールの瞬間は何にも変え難い達成感に包まれたが、こんなしんどい思いをするのはしばらくごめんだと思いました。
打ち上げで北海しゃぶしゃぶでラムシャブとお酒をこれでもかといただきました。
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10/9(水)
この日から狸小路にあるモユクサッポロという商業ビルの1階で行われている「札よしゲリラお笑いライブ」のMCを毎週やらせてもらえることになった。
毎週水曜日16時から週替わりで札幌よしもと所属の芸人がネタを披露する。
とはいえ舞台があるわけではない。マイクや看板は用意していただいているが、割と野良現場、路上ライブに近い。
僕は前のコンビの時には嫌ってほどに野良現場を経験してきているので、こういう現場はテンションが上がる。
実際にやってみた感じでは「これは文化になるぞ」と思った。毎週決まった時間に、人の往来が多くある場所でイベントができる。かなりデカい。何より札幌の人たちに「札幌よしもと」の存在を広く知って貰えるキッカケになる。
悲しいかな、ここ北海道札幌で「札幌よしもと」という存在を皆様に深く広く知っていただいている現状では正直無い。もちろん知っていただいている方々はいるのだが、もっともっと根深く広く存在を知っていただかなくていけない。それにはうってつけな現場の気がする。
すぐにフライヤーを配りたいので用意して欲しいことと、マイクスタンド、それとSEや出囃子を流すことができる設備が欲しいと会社に連絡をした。翌週には用意していただいた。
こういう所から少しずつやっていくべきだと僕は個人的に思っています。札幌よしもとの芸人は面白いので。
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10/10(木)
コロネケンシャイニングダイヤモンドお笑いぃぃというイベントに、コーナーMCとして呼んでいただいた。
後輩のコロネケンが、東京で活動している僕と同期のダイヤモンドというコンビを呼んで定期的に開催しているイベントだ。
ダイヤモンドの小野とは東京ではたくさんの時間を過ごした。僕が札幌に行く前に劇場でお別れ会ライブ「サヨナラなまらあつし」を主催してくれた。感謝の多い人間だ。
またすぐに会うだろうとは思っていたがさすがにすぐに会い過ぎだなとは思っている。
なんなら彼は前日に前乗りしていたので、その日もかなり深くまで酒を飲んでいた。
コーナーで僕の出番。
今回のコーナーは「なまらあつしプレゼン大会」というもの。札幌に来た僕を札幌の皆様に知っていただこうという内容だ。
絶対におかしい。本来ホストのコロネケンとダイヤモンドをフューチャーするべきだ。なのに何故どこの馬の骨かもわからない僕のことを取り上げるのか不思議で仕方がなかったが、これもコロネケンとダイヤモンドの愛だったのだろう。
沢山僕のパーソナルなことや、絶対言わない方が良かった裸芸のキューティーハニーのこととかを話した。僕は多分札幌でモテなくなった。
札幌の洗礼を受けた。
打ち上げはみんなでゲハゲハとラムシャブ。この日も沢山食べて飲んだ。
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10/12(土)
キングオブコント2024を我が家で後輩たちと観た。
賞レースと呼ばれるものを毎年参加して観ている。(ここ最近は参加していないし、観ているじゃなくて出る側になれよバカタレ)
今回も変わらず鑑賞しようと後輩を誘った。
まずこの前にモユクサッポロで一緒だった、わっかない村井くんに声をかけ、何人か誘ってもらった。
たいようくんは「芸人と賞レースを観たかった」という何ともエモいことを言っていた。こんなイベント何回もやってその度に変な感情になっていたのに。かわいい後輩たちです。
この日の詳細は別で記事を書いているのでそちらもどうぞご覧ください。
我が家でキングオブコントを観た後に、支社長の家に遊びに行かせて貰った。
僕はその時には沢山アルコールを摂取していたので記憶が朧気だったが、後日浦谷に会った時に「あつしさんは酒を飲むとつまらない人になる」と言われた。
最高じゃないか。ちんちんを触って「チーン」て言うことの何がつまらないんだ。
これからも沢山いじっておくれ。
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10/16(水)
札幌よしもとのお笑いイベント「白帯」を観に行かせてもらった。
札幌よしもとにはランキングシステムがあり、毎月ネタバトルの結果で黒帯と白帯というランクに振り分けられる。
その日の夜にちょうど白帯ライブがあった為見学に行かせていただいた。
白帯とはいえネタはみんな個性的で面白かったし、コーナーも盛り上がっていた。黒帯も白帯も大差はないのではないだろうか。いや、もちろんあるのだろうけど、黒には黒、白には白の良さがあるといったところだろうか。
終わりで電人バンドの浦谷くじらと、秘蔵というコンビの武蔵と食事に行くことになった。
電人バンドと秘蔵は同期で、共に切磋琢磨している。どちらも個性があり面白いが、秘蔵は今年のM-1グランプリ札幌予選では1位を獲得している。優秀な期である。
武蔵がススキノの奥にある中華料理屋を勧めてくれた。僕と浦谷は住所を教えてもらいタクシーで移動をしたのだが、どこを探してもそのお店がない。武蔵に電話したところもう店に居るとのこと。どこに居るのかと聞くと、最初に言われた住所と全く違うところであった。そりゃあるわけないよな。
3人でたらふく飯を食って酒を飲んだ。武蔵とは初めてゆっくりお話をする。浦谷が武蔵に「あつしさんはお酒を飲むとつまらなくなるから気をつけて」とまた変なことを言い出した。武蔵も武蔵でそんな僕を見てニヤニヤし始めた。
何が悪いんだ。わっかない村井をソファーにぶん投げてそのままバックでハメるというくだりを5回しただけじゃないか。
これからも沢山遊んでくれよな。
飯を食った後、後輩の齋藤のようなものがBARで働いているとのことでからかいに行った。ケラケラ笑ってたまに真面目な話して終了。
楽しい夜だった。
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10/19(土)
よしもとゲーミングに所属しているポケモンユナイト部門のプロチーム「めでたし」との配信があった。
縁があり、めでたしのメンバーと一緒に、配信や動画を作っていくことになった。これもロバートの山本さん率いる芸人ユナイトチーム「上昇！山本軍団」に所属させていただいていることもあるのだろう。
ポケモンユナイトのプロリーグが始まることになり、そのご報告とめでたしが今後どのように活動していくのかなどの生配信の進行をさせていただいた。
後日細かい内容の打ち合わせはしたが、「よしもとゲーミング」という看板を背負うという意味合いも込めて動画を撮影・投稿していきたいと考えています。これから本格的にやっていくので是非とも応援よろしくお願いいたします。
僕もサボっていたユナイト復活させよう。
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10/22(火)
じゃらんの撮影に行かせていただいた。
そう、あのじゃらん。みんなが知っているあのじゃらん。こちらはまだ本誌が発売されていないので詳細は伏せますが、ちょーっとだけ。本当にちょーっとだけ出ました。
簡単に言うと飲食店に行き食事をしてそれの感想を言う「食レポ」というもの。
難しいのですが、そのままの気持ちをバーっと喋って美味しい物を沢山食べました。ご飯3杯も食べたのだもの。お腹パンパンです。
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10/26(土)
27日に、とかちフードバレーマラソンというイベントに参加する為に前乗りで帯広に向かった。
これに関しての記事は書いてあるので、後日そちらをお楽しみいただければと思います。なのでここでは割愛いたします。
結論から言うとちゃんとゴールできました。だいぶ成長したものですな。
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10/28(月)
サツヨシネタバトルライブのMCをさせていただいた。
サツヨシネタバトルライブは前述した札幌よしもとのランキングライブ。お客様の投票で次月のランクが決まるというもの。札幌に来てからは僕がMCを担当させていただくことになった。
このライブがなかなか見応えのあるライブである。漫才もコントもピン芸もごちゃ混ぜで、多種多様と言えるネタがたっぷりと観ることができる。
今回から構成が若干変わって更に奥深くなった。
まずは審査員票の導入。今月から北海道各局の局員が数人審査員として入ることになりました。お客様の票+審査員票で結果が決まります。これがどのように結果に影響していくのか。
お客様にネタを観ていただき楽しんでもらうのは大前提ですが、各局のディレクターなどに存在を知ってもらえるのはとても大事なことだと思います。素晴らしい試みです。
そして集計中のエキシビジョンコーナー。今回はアルちゃん先生によるスタンドアップコメディ。
アルちゃん先生は自身の仕事の都合などでしばらく活動を押さえていたが、今回実に3年ぶりに札幌よしもとの舞台に復帰を果たしました。
お客様も半分以上覚えており、楽屋でも「久しぶりだー！」とみんながニコニコしていました。
ネタ披露中は出演芸人も客席に移動し鑑賞。あの空間は恐らく世界で1番楽しく平和な空間でした。
今月の優勝はコロネケン。先月と合わせて2連覇となりました。来月は誰がチャンピオンになるのか楽しみです。ご一緒に見届けましょう。
ライブ後はコロネケン・束田と共にゴールデンルールズ・根本さんにお世話になりました。久しぶりの串鳥。毎回ご馳走していただき感謝です。
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10/29(火)
労働先で僕の歓迎会が開催されました。
ありがたいことに社員バイト交えた歓迎会を開いていただけることに。
社員の皆様とはなんとなく打ち解けては来ているのですが、アルバイトの皆様とはまだ若干の距離を感じています。
それもそのはず。オーナーの知り合いでいきなりやってきた芸人らしい38歳の人なんてどう接したらいいかわからないですよね。
それにうちのアルバイトの子達イケメンと可愛い子ばっかなんですよ。マジメンズいけてる。
その歓迎会の前、僕は店長と料理長にかなり口酸っぱく「接し方に気をつけて欲しい」と注意を受けました。
僕の態度が悪いとかではなく、普段の僕の感じで接すると若い子達が引くらしいです。
以下が僕が注意してほしいと言われた内容です。
・絶対に脱がないでください
・お酒を勧めないでください
・タバコは遠くで吸ってください
・下ネタとか絶対やめてください
こう書いてみると僕ヤバい人ですね。そんなことするわけないじゃないですか。
そして歓迎会。まだまだ若いものには負けんと意気込んでお酒をガバガバ飲んでひとりで勝手に潰れました。2軒目の記憶など1ミリもありません。
後日聞いたところ、メンズのアルバイトに「お前は剥けてるのか？！」と聞いて周りふざけるな！と赤ワインをかなりの量飲んでいたそうです。
札幌の洗礼を受けました。
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そんなこんなの10月でした。11月は何が起きるのか楽しみです。
もちろんここに書いていないようなことも沢山あるのですが、僕は楽しく過ごしてます。札幌で頑張れてます。
皆様もそれぞれ生活や人生があると思いますが、頑張りましょう。
それでは僕は11/1から数日間東京に行きます。
行くの早いな。
