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小宇 応援報告 12 ◆『冰雨火』中国ドラマレビュー

『冰雨火』ドラマレビュー。途中、視聴ドラマリストなどをアップしたりしていたので少し間が空いてしまいましたが、その間も視聴は抜かりなく続けております(笑)
いよいよクライマックスに近づいてきて、片時も目を離せない場面の連続です!
もう "鳥肌シーン" とか "号泣シーン" とか分けるまでもなく、すべて鳥肌、号泣な感じになってきました。

今回は ep29 から ep30 にかけての感動シーンを取り上げてみます。
内容の解説上ここから先は止む無くネタバレになりますので、未視聴の方はご注意ください。



楊熠への誓い ep29

万賀達が逮捕されてしまい輸送手段を失った勐佧。ピンチの东哥は大黄胶囊を用意できるとハッタリをかまし、峰哥はこれからは自分が毒物運搬を担えると豪語する。彼は陳副総のツテで香港にいる沙哥と組むことになったのだ。
香港ディーラーの老卓、琼姐も加わって5人。誰が信用に足り、誰と組めば助かるのか、腹の探り合いでもつれ合う。
大きな目で「你什么意思??!!」(どーゆーことよっ??!!)とキレ気味な琼姐、凄みありますw

一方雲河警察の会議室。居並ぶ警官の座るテーブル上には殉職した杨熠の制服と制帽が畳まれて置かれている。
刘队は退職処分、今後は司法部門に委ねられる。林局の異動は保留になり引き続き雲河勤務を命じられる。

弥香カフェではしゃがみこんで泣いている玲玲。小宇が抱きかかえる。辛そうに後ろから見ている林局。
ここでの小宇の台詞は彼の麻薬取締に懸ける意思の強さが表現されていて、とても好き。

「麻薬が家庭を壊したのではなく、麻薬に手を染めた者が壊したんだ。
それが誰であれ、どこにいようと、君の身近にいたとしても、必ず捕まえる。
自分は警察官だ。麻薬取締警官だ。
これは自分の職業としてというより、自分の麻薬に対する姿勢なんだ


口元の傷が痛々しい陳宇 冰雨火 公式微博


杨熠をみおくる式典のあと、警察の退勤表の彼の写真の前で思い出に浸る小宇。そこに、やはり彼や刘恺华を守ってやれなかったという自責の念に駆られる林局がやってくる。
小宇が決心を伝える。自分が勐佧へ潜入捜査に入り、同時に吴振峰の身柄の安全を保障する、と。命懸け、捨て身の決意だ。

林: 勝算は?
陳宇:五分五分
林: それじゃダメだ。少なくとも二八、いやそれでもダメだ
陳宇:彼は訓練を受けていない一般人です。勇気と意志以外何も持っていない。三年前は彼を連れ帰れなかったけど、今度こそは連れて帰ります

決意の硬さに根負けし、林は上と掛け合うと約束する。


潜入捜査に赴く小宇、林局に託す言葉 ep30

吴振峰の父 吴刚がかつて営んでいた『吴氏玉器行』で琼姐らと落ち合うことになった小宇。于淼(于医師)を引き入れて大黄胶囊を製造させることになる。材料の調達は勐佧が担当。100キロの麻薬ができる量らしい。
配分を考えておくことと、峰哥の身の安全が小宇の条件だ。彼に何かあったら取引はなしだ、覚えておけ、と目の前で宣言され微妙に嬉しそうな表情の峰哥が、かわいい。

警察に戻り林局と打合わせる陳宇。林は「勐佧では何を置いても自分と吴振峰の身の安全が第一だ、忘れるな。支援を待て」と念を押す。
部屋を出ていきかけたところで、林局、とためらい勝ちに切り出す小宇。

「自分にもしものことがあれば楊玲のことをよろしくお願いします。小さい時からあなたは彼女の唯一の拠り所ですよね…」

悲しい音楽が響く

「陳宇、こんな方法で別れを告げるのか?こんな別れ方を私は好まない。
ダメだ。
楊玲のため。
吴振峰のため。
私のため。
麻薬取締警察官になるという誓いのために
生きて戻って来い。これは命令だ」

その言葉に答えるかのように真っ直ぐに前を向いて、ゆっくりと敬礼をする小宇。
目を潤ませてそれを見送る林局。
意を決したかのようにくるりと向き直って出ていく背後に、ドアの閉まる音が響く…

ここは本当に胸に迫るシーン。決意の尊さ。意志の崇高さ。
陳宇警官の真っ直ぐな思いが響き、林德赞ならずとも涙があふれる。


林局の執務室 冰雨火 公式微博


小宇、玲玲との別れ際の言葉 ep30

そして更に畳みかけるように、玲玲とも別れのシーン。
ここの台詞もまた切なく、優しく、心揺さぶられる…

カフェの2F から荷物を持って降りてくる小宇。
「上の荷物はまだ運べてないけど、借りたい人が来たら貸してね。自分の時は安すぎたからもっと家賃を取るんだよ。
このカードで林局の誕生日にプレゼントを買ってあげて。暗証番号は…君の誕生日だから。それから楊熠も自分の代わりに供養してあげてね。」
(なんと優しい…涙)

「自分はいい彼氏じゃないのはわかってる。君にはたくさん借りがあるよ。でも安心して。将来は君のやりたいことを必ず一緒にやるから。幸せな生活を保障するよ。でも今は離れなくちゃならない。僕たちが望む生活には麻薬のない世界が必要だから。」

あなたはすごく危険なことをしようとしてるのね、そうでしょ?と玲玲

「僕は楊熠に誓ったんだ。必ず復讐するって。
早く自分が話すべきこと、話したいことを全部君に聞かせたいと思ってる。
楊玲、僕は君の判断を信じてる。それよりももっと、君がなすべきことをわかってるって信じてる。君の一つ一つのことを信じてる。
だから信じて。僕は君を愛してるってことを。
僕たちの気持ちは決して何物にも欺かれない

僕がすることは全部やるに値することなんだ。
(吴振峰とお揃いの翡翠の首飾りを手渡して)
僕の代わりにこれを持っていて。
行くね。」

なんという固い絆なのでしょう!
なんという強い愛なのでしょう!
素敵な、悲しい、優しい、切ない、美しい、愛のシーン!!(号泣)

そしてここの小宇の台詞は、最後のクライマックスで再び生きてくるのだ。
これほどロマンチックでありながら、伏線にもなっているという驚異のプロット!
素晴らしい!

小宇は、決して、断じて、いい彼氏じゃないなんてことはない。あり得ないほどいい彼氏だと、多分世界中の半分ぐらいの女性が思うのではないかな?(ひいき目?w)こんなに優しくて、強くて、正義感と使命感に溢れ、しかもカッコいいんだもの!

それに玲玲もよくできた彼女。かわいらしいけど凛としていて勇気があって、優しくて思慮深い。お似合いのカップルだ。

因みに女優さんの郭晓婷さん。王一博のお相手なので評判を心配していたけど、とても好意的に受け取られていたようで安心した。配信中に彼女がやってたライブストリーミングのコメント欄は応援メッセージ、かわいい、頑張って、など温かい言葉で埋まってた。とても上手だし、役に成りきってて嫌味やわざとらしさがない。玲玲が魅力的なキャラだったのは彼女のおかげだと思う。



うーん本当にいいシーンが続きます。
つい台詞全訳みたいになっちゃってますがw、一言も無駄のない心打たれるダイアログが秀逸です。
あと残りは30話の後半から31、32を残すのみ。ようやく峰&宇のバディが活躍です。
次回もまた長くなってしまいそうですが、お時間があったらまた遊びにきてくださいね!






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