中国書籍の「聖地」 初!探訪記 + 購入本の感想記録
念願の中国関連書籍の「聖地」内山書店さんと東方書店さんに初潜入!
前々から行きたくてウズウズしていましたが、ようやく訪問してきました。
噂に違わぬ充実ぶり~!
子供の頃から本が好きで、大人になったらなりたい職業を聞かれると本屋さんか文房具屋さん!と答えていたわたし。特に今は「中国」がマイブームなので正にパラダイスでありました!
今回はその2店舗への初探訪記に加え、後半に購入した図書の感想を合わせて書いてみたいと思います。
(本の配置等はうろ覚えなので間違ってたらすみません)
オーソドックスな品格漂う 東方書店
まず訪れたのは東方書店。
入口入ると右手にキャッシャー。
中央右側は芸能関係図書、左側は中国語学習関連書籍。
先ず真っ先に目に入った『SNSで学ぶ 推し活はかどる中国語』
おっと!この本は知ってるゾ。早速、脳内の購入リストにイン!
他にも中国語学習の参考書がずらり。
わたしは検定を受ける予定ないのでスルーだけど、表紙に HSK や 中検 の文字が目立つ本もいっぱい。
左側には地図や旅行関係(だったかな?配置やカテゴリーの記憶違いあるかもしれません)など。
その先には少し下がった半地下のような売り場がある。
そこにも店員さんが座っていて、その周りに漢字の本や漢服など服飾関連の本などが並んでいる。
2階もあるみたい。ということで階段を上るとそこは法律関係や古代の政庁組織についての本、歴史書、古典文学、現代文学、などなど。ちょっとここは難しそう(笑)
全体的に中国で出版された本よりも日本語で書かれた中国関連の本が多い印象。
わたしには理解不能だけれど専門的な本が充実していそうで、国内で中国関係の色んな方から頼りにされてる本屋さんなのだろうなーと感じた。
というわけで、先ほどの推し活の本と、こちらの書店直々の出版物『中国語とはどのような言語か』を購入することに決定!
因みに書店の出版だからとゴマすり的、あるいは記念として選んだわけではありません(笑) たまたま「これよさそう!」と思ったから。
結果オーライ! 感想はこちらの最後に。
フレンドリーさと歴史の重みの好バランス 内山書店
道を挟んで少しだけ行くとそこはもう内山書店。
こちらも1階は語学や旅行関係、地図、児童書など当たりのソフトなジャンルが並んでいる。
パンダ関係の本コーナーや、切り絵をプリントしたカードなど、グッズもちらほら置いてあって親しみやすい。
一番奥の中央にキャッシャー。
その手前には店舗のリーフレットやおススメ本、情報誌などが置いてある。
奥の右側には中国テーマのマスキングテープや、ブックカバー、栞、小物などのグッズ。
2階の階段が見えたので上がってみる。
中山書店の歴史は古く、創業は上海だそう。階段あたりには内山完造、美喜ご夫妻や当時の写真が展示されている。奥様のお若い頃の日本髪がとても素敵だった。上海の店舗のサロンの写真も興味深い。
上の方には中国やアジアテーマの映画やイベントのチラシなども貼ってある。
わたしの観たかった映画や、この前行った『王義之と蘭亭序』展のチラシもあった。
2階には医学系、古典文学などに交じり、太極拳は一つのコーナーを占領する形で置いてある。
すごいボリュームに驚いた! 中華圏の朝、ちょっとした広場や公園ではだいたい人が集まって太極拳をやっているが、やはり中国で太極拳は生活に根差した大切なものなのだなーと感心する。
薬膳関連や東洋医学の書籍も冊数が多そうだ。
その他のアジア地域の本もそれぞれコーナーが設けられている。インドネシア、マレイシア、韓国、などなど。
今回は中国以外は興味薄なのでスルーしたが、将来それらの国に旅行する時などには頼りにさせていただこう。
そんな中で一冊の可愛らしい豆本を見つけた!『ポケット甲骨文字小辞典』
小さい緑のその本が棚の奥で「買って」と訴えてきたので、購入リスト入り(笑)
今年のカレンダーは半額になっていたが、もう四分の一過ぎているので流石に在庫がほとんどなかった。また来年のに期待しよう。
3階は古書。
残念ながら既に空腹を訴えていたトモが、この時点で若干強めにプレッシャー掛けてきたので今回は断念。
内山書店には日本語の書籍だけでなく、中国で出版された書籍も多かった印象。もっと時間があればつぶさに見たかったけれど、また次回の楽しみとした。
ご飯
帰りは歴史ある名店『欧風カレー ボンディ』へ。少し早めだったので並ばずに入れたが、帰る時には列ができていた。 外国人も多い。
ここはかつてサラリーウーマンだった頃によく食べに来た、思い出深いお店。味もポテトも相変わらずで、大変おいしかった!
大好きな中国の本を「メッカ」と言われる書店で沢山眺めることができて、おいしいご飯も食べて、大満足で帰途についたのであった…
内山書店 さん
東方書店 さん
沢山の中国関連の本を置いてくださっていて、ありがとうございます。
また行きたいな!
購入した本たち
『袖珍 甲骨文小字典』(ポケット甲骨文字小辞典)
これは今回買ってよかったNo.1
掌に乗る小さな紙面1ページに「甲骨文」「金文」「小篆」「隷書」「楷書」と共に「活字体」と「ピンイン」
さらにその文字の成り立ちのイラスト入りで、史記や李白の詩などを引用した説明コーナーまでレイアウトされている! なんという充実ぶり! めちゃめちゃかわいいし!!
しかも600文字以上も載ってるらしい!!!
表紙にもある通り、いつも側に置いてサクッと簡体字学習の参考にしたい汉语拼音表 下敷き(中国語ピンイン表 下敷き)
たまたま下敷きを買おうと思っていたところだったので、どうせなら中文関係を、と(笑)『SNSで学ぶ 推し活はかどる中国語』 はちこ 著 朝日出版社
これはどこかで目にしたことがあって、平積みになっているのを真っ先に発見! 速攻、連れて帰るリストに入った本
後から書店の twitter アカウントでこの時入荷したばかりだったことを知る(しかもフラゲ。ラッキー!)
中国語の推し情報に接する人には必須項目の単語や小ネタが満載『中国語とはどのような言語か』 橋本陽介 著 東方書店
今回買ってよかった No.2
たまたま選んだこれは当の東方書店さん刊だった
中国語がどんな考え方を元に成り立っているのかを、体系的に文章にしてある
読んでいて思ったのは、文法は難しいからとにかく数学の方程式のようにこれで覚えなさいよ と単純化してあるのが一般のテキストなのかもしれない
しかしこれは、そのこんがらがってややこしくて難しい文法を、丁寧に解きほぐして一本の糸にしてくれているような本だ
教科書的な記述で覚えるのが苦手なわたしには、概念が掴みやすくてとても気に入っている
読み込んで中国語の地下にある水脈を辿ってみたい
ということで、どの本にも大満足!
やはり本棚から「わたしをお家に連れて帰って」ビームを発してる本はアタリだなーと思った(笑)
初めての中国本の聖地探訪は大変に楽しいものでした。
またぜひ訪れたいと思います!
本の配置等、記憶の不確かな点があるかもしれませんがご了承ください。
拙い探訪記を読んでいただきありがとうございましたー。
なお、本記事で note 連続30週投稿を達成した模様です!
読んでくださっている方には本当に感謝です。ありがとうございます!
最初の頃の『小宇応援報告』は週一以上書いてたので総記事数は54とのこと(note 開始 2022年9月)
途中から note さんの作戦に見事にはまって連続数を意識し始めました(笑)
基本的には映像作品の感想が中心のつもりなのですが、中国ドラマは長いのでタイミングよく観終わらないこともしょっちゅうあり。
完走のタイミングを調整したり、今回のような関連記事、それも無理なら映画で、など対策は取ってあったのですが、連続投稿が負担になっては本末転倒なので今後は気にせず気楽にやっていこうと思ってます。
引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。