カス日記20220203
久しぶりに何か書きたくなったので、くだらないことをつらつらと。
最近、よく思想家の主著を読んでいる。アリストテレス、ホッブズ、ロック、ルソー。カント、ミル、マルサス、フロイトあたり。普通の高校生、大学生が買わなさそうな本は買えるうちに買っとけ(絶版になるから)という経験に従って、読めていない本もまだ何十冊か積んである。
この手の思想本は光文社古典新訳文庫、中公クラシックス、ちくま学芸文庫、平凡社ライブラリー、岩波文庫(字が小さくて目が疲れるから他で出版されてるなら可能な限り買いたくない)で探すと色々見つかる。他にもおすすめの出版社があれば教えてください。思想書が好きな友達はいない。
自分が生きてる世界とは全く価値観の違う時代・異国の思想は、後ろにある社会との関係を知れば知るほど面白くなる。神の存在の有無・時間とは何か、平和とは、生きるとは、国とは、自由とは。
変わらなさそうな真理はみんな違って、いつかみんな死ぬ。
日本の思想には未だ手を出せていなくて心苦しいけれど、ぼくは日本人として変な自分を世界の人がどう認識するのかを知りたいから、誰かの考えた世界や価値観を知るのが楽しくて仕方がない。読むのは専ら訳書だから、訳者がわかっていなさそうな思想書は平易になりすぎていて、何をいいたいのかわからなかったりする。でも、色々読んでいたら、その思想のルーツはここにあったんだなってことがわかったり、この思想があったから、ああいう考え方が出てきたんだな。なんてことを認識できたとき、歴史=継承には意味があると思う。面白いから、それでいいよね。
人それぞれの理想郷がある。っていうのは、思想家のすべてに言えそうなことだけれど、ぼくは理想はなんでも取り込んで、無茶苦茶な状態を所有したい。無秩序とは少し違う、矛盾の状態のそれが正に等しい。ラーメンは美味しい、ケーキは美味しい。混ぜたら? いや、それは美味しくなさそう。
本当のところ、ケーキに合いそうなラーメンや、ラーメンに合いそうなケーキを作ることができれば、「美味しい=理想のもの」同士を掛け合わせても、いいものにはなる。ルールはルール、決まりごとは決まりごとでしかない。
ぼくがいいたいことは単純で、定まることのない不安定な状態を万人が所有できる能力を持っていれば、ルールは要らない。とはいっても、ルールは要らないというルールにはそれを維持するルール(義務的な束縛)が要る。
この義務の概念とかも面白い。義務を果たすのはぼくからすれば、自分自身だけれど。啓蒙思想家の何人かは、義務は社会的ルールや信教により果たされると主張している。義務なんて、自分で自分に課してしまえばよくない? このあたりの考えの殆どが凡そニーチェに通じてくるのは、この「価値観の創造」の必要性を最も説いているからなんだろうな。
人としての在り方は「自分」が決める。社会との向き合い方は「自分」が決める。神との向き合い方は?「自分」が決める。
ぼくはニヒリズム的な開き直りをよくするけれど、死という救いがあるからこそ、安心して暮らしていくべきだと思う。安心に暮らすために、他人に迷惑をかけないようにすることは大事だと思っている。これは徹夜しているノリで書いてるチラ裏文章だから適当だけど。
神に因らず善くあることがぼくの理想。ぼくはぼくのために(ついでに人のために)善くあることを自分自身で義務付けるよ。だって、他人とか神とか、誰だよって思う奴のいうことやルールに従いたくないから、自発的にやる。正当性のある行いは、固定されたものじゃないから、従うべきルールは自分で作れってのも大事なことかもね。他人の決めたルールは要らない。
ルール無しでも、ズルをせず、正当な行いを心掛けていきたい。
ルールを無視したい人間にとっては、面倒くさがることって大事だよね。不当な行いを償うための時間とか金とかを考えると、そういう不正は働かないに越したことがない。手間を惜しんで無益な時間と金を使うくらいなら日々、丁寧なメンテナンスをする方法を知っていることだとか、暗黙のマナーを理解していることは大事(守るかどうかは別にして)。
飽きてきたから書くのをやめます。天邪鬼だから、これ書くといつも何かしら書きたくなる。
最近ベトナム語の勉強を始めた。完全になんとなくだから、そのうち飽きて辞めると思う。数量詞の扱いが独特。声調符号がを入力するのは思ったより簡単で、慣れたらすぐできるようになった。
a â ă á à ả ã ạ
đ ê ư ô ơ アルファベットで珍しいのはこのあたりかな?
大量に外国語(日本では流行ってない言語)のテキストを買って、少しずつおもちゃにしていってるけど、アルファベットとそれの読みがわかるだけでも、検索してわかるようになるから面白いよね。外国語アレルギーに無縁な人間でよかった。娯楽施設一回使う金でテキストは一個買えるし、面白いおもちゃがいくらでもあるのは幸せや。死ぬまでの時間って、短いよね。一生を勉強に充てたとしても何かと何かを極められることはないし。適当でいいよ。適当で。みんなハッピーって感じでお願いします。
人生は社会のレールからはずれてからが始まりよ。自分の好きなように生きて、そのへんで死んだとしても自分がよければいいと思える状態になるのはそこからやからね。風邪はひかないように、暖かくして寝てくれ。