日記 20220328

 夢の中でラクダの革で出来た靴を買う

 ぼくはあまり夢に関する記憶を覚えていないことが多い。というのも、夢をみていたのか、睡眠導入剤によって熟睡しているから夢に出会わないのかどうかが判断出来かねるからだ。

 舞台は遊泳施設と商業施設のような場、登場した人物は中学生の時分だと思しきクラスメイトたち。はっきりとした顔は覚えていないし、靄が掛かっていたから重要なことではなかったようだ。もう既に夢の出来事は覚えておらず、ラクダの靴を買ったということが主題であること、ウォータースライダーのタイムアタックのようなことをする競技に参加していたこと、担任とラクダの靴がどこで売っているのかというような会話をしたのを覚えている。

 ラクダの靴はなぜか片方しか売っていなかったが、ものすごく洒落ていたから思わず買ってしまった。それ以降、ウォータースライダー競技やら、クラスメイトとの会話よりも、対になる靴を探しに行くことが主題に置き換わったように思えた。

 商業施設側に向かって、この靴に似ている靴はないかと尋ねまわったり、その姉妹靴のような靴を見て回ったりした。最終的に靴は見つかった気がするけれど、やっぱりわからない。

 ぼくは服飾品の中ではかなり靴は好きなパーツだから、こういう夢をみると少しいい気分になる。明日で二十五歳になるんだけれど、二十歳になって以降、歳を取るまでの時間がものすごく早いように感じる。あの恋、あの約束、あの思い出がそう遠くないように思えてしまう。

 自分の人生がどれだけ続くのかはわからないけれど、自分が苦しまず、他人を傷つけたりせずに生きていられればそれでいい。今はそう思う。

 あした天気になあれ

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