秋葉原の行政、市民、資本
外神田一丁目(秋葉原)の再開発に対する、再開発の住民説明があるとのことで足を運んだ。
千代田区ホームページ - 外神田一丁目南部地区のまちづくり説明会 (chiyoda.lg.jp)
私は千代田区民ではないが(自宅は比較的近くではあるが)、勤務先が秋葉原である。昨今のミュニシパリズム等の動きにも興味があるため、本件に興味があった。
そもそもどのような話の流れがあって今に至っているのか知らないで参加しているが、非常に大きい熱量を感じた。
もはやどこでもあり触れた光景であろうが、再開発=高層ビルという構図が、この外神田一丁目でも起きようとしており、住民や街のために経済を回すのではなく、経済を回すための街にする気配を感じた。まさにマルクスの「物象化」である。
印象的だったのは、とある方が質疑で発した「秋葉原らしさな街になるのか?」という点。
秋葉原も再開発が様々な場所でされたが、どこも大きいガラス張りのオフィスビルばかりである。非常に面白くない。
雑多で、多少汚く、サブカルやオーディオ、無線、PC等のショップ。そういった趣味に浸れる街が自分の好きな秋葉原である。
そのように考えると、秋葉原は資本主義とはある意味相性が悪い街なのかもしれない。それを住民は分かっているから、資本主義的な意思をはじこうとする。
脱資本主義、ミュニシパリズム等を学ぶ自分にはとても学ぶことの多い一日だった。