パレハとの関係性にはライフパートナー並みの試練がある模様
台湾でアルゼンチンタンゴ始めて早3年。
今年初めからパレハ(ダンスパートナー)が出来て、9か月が経ちました。
コロナで一時期練習控えてましたが、基本的にはプラクティカ(タンゴの練習会)の日を除いて2人の練習時間を作っています。
お互い仕事もあるんで、もう生活は仕事、タンゴ、パレハみたいな感じ...
自主練したり何だかんだで、空いてる時間もタンゴ。
パレハとケンカの日々が始まる
ところで私、3か月ほど前に当時付き合って1年半の彼氏とお別れしたのですが、その時を境にパレハと激しく口論することが増えました。
たぶんそれまでは、パレハとのやりとりで心に違和感を感じても、その場はとりあえずやり過ごして、そのあと彼氏とデートしたりして気持ちを紛らしてたんでしょうね。
それが無くなってからは、心の違和感に真っ向に向き合わざるを得なくなった。
泣くし、怒るし、落ち込むし。
けっこう感情の起伏が激しい方なので、パレハと話をしているうちに感情が先走ってしまって、まあ大変でした。
彼氏とだってこんなにぶつかり合う機会なかったんですけど!ってくらいに、隔週くらいでケンカしてました。
ケンカの原因
たくさんぶつかり合って気づいたのですが、大抵の場合はお互いに誤解していることが原因でした。
彼が使っている言葉の意味を私が違うように捉えて、間違った理解の上で話が進むから、最終的にややこしいことになってしまっていて。
正しい理解のもとで会話すれば、ケンカにならなかったものが結構ありました。
また、誤解する原因として、パレハがめちゃくちゃ口下手だからというのもあって。表現がぶっきらぼうというか...
「え、この人なんでこんな攻撃的な言葉遣いするの?」
と思った瞬間に、相手の言葉の意味云々を確認する前に、私も頭に血が上るという悪循環(苦笑)
でも、このままじゃダメになってしまう危機感はお互いあったので、何とかしようとは思っていました。
嫌な気持ちは腹にためてみる
まず最初にやってみたのはこれ。
お互い出来るだけしゃべらずに、黙々と練習だけすればいいんじゃないかというスタンス。
こちらは解決策として、すぐに破綻しました(笑)
なんたって、踊れない!!!
心の中にある相手に対するモヤモヤは、踊りにばっちり現れます。
心の壁が無意識にブロックとなって、相手のことを感じ取る能力がほぼゼロになるからリードにはついていけず。
挙げ句の果てには、
「エンブレイス(抱擁)する気ないよね」
とパレハが思わず言ってきたくらいに、心ここにあらずの脱け殻状態になっていました。
解決策は自分を変えることにあった
ぶつかり合わないために割り切って練習する作戦が上手くいかなかったので、ここでようやくケンカの原因に、自分なりに向き合います。
なんで誤解が生まれるんだろう?
答えはものすごく簡単でした。
「相手に対する理解が足りないから」
なんでムカついちゃうんだろう?
「相手に対する理解が足りないから!」
パレハは私をムカつかせようとして言ってる訳じゃないんです。
その言い回しがたまたま、私がムカつく言い回しだっただけで、彼の本意はそこにはないということ。
むしろ、より良いダンスを作り上げていきたいというのが、相手の出発点のはず。
その日を境に、相手の言葉をそのまま受け取っていた状況から、相手の言葉を本当に理解したいという心境に変わりました。
自分側の姿勢が変わると、自然とパレハに対する反応も変わって、言い合いがぱたりと無くなりました。
パレハ側の努力
あともう一つ、本当に有難いことに、パレハの方も彼なりに向き合い方を調整してくれているのが、言葉にはせずとも、態度で伝わってきました。
これって重要だなと個人的に思うのですが、片方だけが良い方向に持っていこうとしても、もう片方がそっちに行こうとしなければ、意味がないことが多いんです。
少なくとも、過去30数年の人生では、そういう経験が多くありました。
これって、彼氏彼女の関係でも、中々できないことだと思います。
過去の数々のお別れの中でも、最終的に乗り越えられなかった壁として、1番大きかった部分だと思っています。
だから、パレハとこういう風な関係性を築けるのは本当に有難いし、パレハに恵まれたなぁと心の底から思っています。
ありがとう、私のパレハ!
パレハとの関係性って、ライフパートナーとの関係構築にすごく似ているなぁと思う今日この頃です。