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アルゼンチンタンゴに関する自身の経験や個人的な考えを思いつくままに綴ります。
記憶のないくらい幼い頃に初めてピアノに触れてから今に至るまで、ずっと寄り添ってきてくれたピアノに関する内容
去年タンゴを通じて知り合い、今年初めに2ヶ月ほどお付き合いした方がいました。 遠距離になってからとにかく連絡が付きづらくなって、週末は向こうは遊びに行きたいから連絡できない(メッセージもあんまり見たくないそう)、平日ようやくビデオチャットできたと思えば、向こうは作業しながらで話を聞いていない… 黙っていると、もう話すことないなら切るよ?と言われる。 そんな人生最悪の恋愛経験をして、2ヶ月で冷めたのか、そもそも遠距離前に遊びたかっただけなのか、分からないけれど、メッセージでお
タンゴで踊る1タンダ(3〜4曲の1セット)は人と出会い、知り合っていく過程と似ているかも知れない。 遠くからでも気になった相手の存在を認め、視線を送るアイコンタクト(カベセオ)の様子は、誰かのことが気になって仕方ない感情を彷彿とさせる。 確かめ合うように手を取り合い、真っ直ぐみつめるその先にそっと身体を預ける。 最初の一曲でお互いの身体の使い方や癖を感じとるさまは、相手のことをまだ良く知らなくて、互いに気を遣い合いながら会話をしているかのよう。 そこから徐々に、2人だけに
雨の日は、何となくベートーベンのピアノソナタ、月光の第一楽章が弾きたくなります。雨音を聞きながら弾くピアノは晴れの日とまた別の心地がします。
このことが起きたのは去年の年末、パレハ(ダンスパートナー)を組んでからちょうど一年が経ちました。 去年10月くらいから相手が密かに別の人と組み始めたであろうことは、プラクティカやミロンガでパレハが他の人と踊る様子や、私との練習に熱意が感じられなくなってきたことで感じ取ってはいました。 きちんとけじめを付けてくれたらいいな。 最後まで、私は彼が正直に心の内を話してくれて、お互いに感謝の気持ちでパレハを解消できることを期待して、相手が切り出すのを待っていました。 それからしば
私、アルゼンチンタンゴを始める前までは、香水をほとんど身につけたことがありませんでした。天然素材由来の香りは平気なのですが、香りによっては気持ち悪くなったり頭が痛くなったりするので、香水や芳香剤にはむしろ苦手意識があったりしていました。 でも、アルゼンチンタンゴといえば10分程度の時間、踊る相手と抱き合うことになります。自分では分からない体臭もあるかも知れないし、いい香りを纏っていたいという思いから、今は踊る時に香水をつけています。 ただ、香りで自分の体調が悪くなっても困る
台湾でアルゼンチンタンゴ始めて早3年。 今年初めからパレハ(ダンスパートナー)が出来て、9か月が経ちました。 コロナで一時期練習控えてましたが、基本的にはプラクティカ(タンゴの練習会)の日を除いて2人の練習時間を作っています。 お互い仕事もあるんで、もう生活は仕事、タンゴ、パレハみたいな感じ... 自主練したり何だかんだで、空いてる時間もタンゴ。 パレハとケンカの日々が始まる ところで私、3か月ほど前に当時付き合って1年半の彼氏とお別れしたのですが、その時を境にパレハと激
アルゼンチンタンゴの話です。 カベセオとは、アルゼンチンタンゴのダンスの場・ミロンガで、目線だけで踊りたい相手を踊りに誘うことを指します。 ミロンガでは、3〜4曲が1セット(1タンダと言います)になっていて、タンダとタンダの間の30秒くらいのつなぎ時間(コルティーナと言って、タンゴ以外の音楽を流します)にカベセオを行います。 カベセオは主に男性が主体となって女性に目線を送るのですが、女性はその人と踊りたければ目線を合わせ、お互いに頷いて確認をとると、男性が女性を迎えにいきま
アルゼンチンタンゴは恋に落ちやすいと言われています。 最初の頃は、スムーズに踊れた喜びで胸が高鳴った日には、アブラッソ(抱擁)の親密感と織り交ぜて恋と錯覚してしまうのも無理ない話。 また、習い始めの頃は、憧れの先輩の一人や二人や三人、居たものです。 私はと言うと、習って1年くらいで素敵だなと思える人に出会いました。 アルゼンチンタンゴはしゃべらなくても、相手の人柄がストレートに伝わってくる踊り。 細かいこと気にしない人はリードが大雑把だったりするし、逆に細かいこと気にし過ぎ
物心つく前から運動神経は抜群に悪かったという私。何もない場所でよく転ぶし、運動会のかけっこは全身の筋肉に力を入れて全力で走っても、ビリに近い。 (最近知ったことですが、そういう走り方は逆に身体のバネを活かせなくて、速く走れないそうです。) 水泳を習っても進級試験にはなかなか合格できないまま、苦手のクロールは15mほど泳ぐと水面に浮上するのが難しくなり、アップアップする。こんなに全身に力を入れて懸命に泳いでいるのに、なぜ沈むのか。 (全身に力入れまくりの泳ぎ方では沈む一方とい
新鮮なブラックベリーをおすそ分けしてもらったので、ジャムにして、冷やしたソーダ水で割りました。砂糖控えめにしたから、甘酸っぱい。
台湾はここ数日、気温が上昇してだいぶ暑くなってきている。 朝、目が覚めてクーラーの吹き出し口横にある温度表示を見ると、室内の温度はすでに30度。暑い。 5月は台湾の確定申告の月だから、今日はその対応と、月曜だからゴミもまとめて、暑くなってきたから掛け布団をしまって扇風機を出そうか。 あと、せっかくいい天気だから洗濯もしないと... 今日「しなきゃいけない事」をベッドの中で考える。 何となく面倒くさい。 「しなきゃいけない事」をこなすのは、面白みがなくて、やりたくない。
今日はちょっとした独り言。 アルゼンチンタンゴを踊っているなかで、素敵だと思うリーダーの話をちょこちょこ書いてきましたが、その中でも最高の体験だと思うのが、聞いている音楽が、リーダーの身体を通じて形になったとき。 ただ音楽にのってステップを踏むのではなくて、音楽が形になって見えるんです。 音楽のフレーズの始まりと終わり、音の強弱、メロディの雰囲気、バンドネオンの力強さ等... それらがリードを通じて伝わってくる。 聴覚じゃなくて視覚でこの音楽を聴いたとしたら、こんな風に見え
昔務めていた会社で、週に一度、社員が変わり番子に自分の好きなものを紹介するという朝ミーティングをやっていた時期がありました。 定められた20分間で、学生時代にやっていた研究、本気でプロを目指してバンド活動していた過去、面白いと思った本の紹介など、皆さんプレゼンする内容は様々。 ある日、ついに私の番が来て... 20分じゃ足りないくらい、自分の音楽に対する愛を事細かに語り、さらには「こういう情熱に溢れる音楽に共感するんです」とYouTubeで好きな演奏の動画を流し、あぁこれよ