アルゼンチンタンゴでの身長差の話(リーダーより背が高い場合)
私、台湾でアルゼンチンタンゴ習っています。かれこれ2年ちょっと。
1年ほど前に今お付き合いしている人とタンゴを通じて出会ったのですが、彼、私より7センチほど身長が低いのです。
踊るときはヒールのある靴履くので、15センチもの身長差。
付き合い出してからは、プラクティカ(練習会)で一緒に練習する機会も自然と増えたわけですが、最初のころは身長差で四苦八苦してました。
向こうはほとんどのフォロワーが自分より身長高いんで身長差には慣れてたんですけど、私の方がなかなかしっくり来なくて...
そこで、グーグルに頼ってみました。
身長差 アルゼンチンタンゴ
あったあった...
それらしいタイトルをクリックしてみました。
が!!
ほとんどが、「女性(フォロワー)が男性(リーダー)よりだいぶ身長低い場合」のお話。
もちろん、中国語、英語でも検索したけど、結果はあまり変わらず。
かろうじて、「少しヒザ曲げて身長合わせる」とか書いてるのを見かけたりしたけど、参考になるほどのサンプル数はなくて、「身長差のあるリーダーは避ける」ようにしてる人が多いことが分かりました。
私にとっては一時しのぎの対策ではなくて、身体に余分な負担かけずに快適に身長差のあるリーダーと踊りたいので、「膝曲げる」案は却下。
とにかく自分で踊りながら模索することに。
あれから早1年、初対面で自分より頭半分くらい背の低いリーダーとでも快適に踊れるようになってきたので(初対面でも何度も誘ってもらえたりするので、向こうも快適に踊れてると信じたい)、必要な人へのメモとして残しておきたいと思います。
コンタクトポイントは胸部に固執しない
身長差があるので、そもそもお互いの胸部をコンタクトポイントにするのは無理な話。
それこそ低い方が背伸びして、高い方が膝曲げないと出来ない。
でも、その状態で自然な動きはとれない。少なくとも私には無理でした。
そこで、身長差がある状態で通常通りのアブラッソをしに行って、お互い接触できた場所をコンタクトポイントにします。
私と彼の場合だと、私は胸下の肋骨あたり、彼は鎖骨に近い胸上部が2人のコンタクトポイントになりました。
普段は胸部で感じとっているリードをそれより下の肋骨部分の筋肉で感じとらないといけないので、最初のころは慣れなくて、何も感じとれないこともしばしば。
最初はリードを感じとるのにわざわざ普段使わない筋肉を意識しないとダメでしたが、慣れてくると自然と身体が動いてくれるようになります。
それこそ身長差のないリーダーと踊っているかのよう...いや、それ以上に快適かも!?
背がそんなに高くないリーダーは気配り屋さんが多いかも
これ、彼以外の身長差ありリーダーとたくさん踊るようになって気づいたことです。
身長差があって通常よりは踊りにくい中で、身長差なしのリーダーに比べて、フォロワーの重心移動や軸の安定性に気を配ってリードしてくれるリーダーの率がかなり高いんです!
このことに気づいてからは、初対面でも海外からの旅人でも、お誘いを受けることにあまり躊躇がなくなりました(笑)
もし、身長差だけで躊躇して踊っていないお相手がいるとしたら、ぜひ、試してみてください。
新しい世界が開けるかも知れません...
実際、踊れる相手の幅が広がります。
ミロンガでフォロワーが身長差リーダーに気遣えること
ただ、身長差があるからこそこちらが気を配ってあげた方がいい部分もあります。
自分達の後ろで踊っているカップルのリーダーの背が高い場合、リーダー間の身長差で、後ろのリーダーの視界に前のリーダーが入らない場合があるらしいです。(背が高いが故の死角?)
なので、後ろで踊っているカップルが安全距離を超えて接近してきたら、自分のリーダーに教えてあげられるといいかも。
私の場合は、リーダーの背中に回している手のひらに力を入れて、リーダーが後ろにステップ踏まないように力をかけます。
不思議なもので、大体のリーダーはこれだけで分かってくれます。
以上、身長差リーダーと踊ることに関して、一気に思いつく限り書いてみました。
どこかで誰かの参考になれば幸いです。