CFTで恥じらいの感情を乗り越える方法
今回、CFTという心理療法についての本を読んだ感想と学びをシェアしたいと思います。
CFTとは?
CFTとは、compassion focused therapy の略で訳すと、
「思いやりに焦点を置いて問題解決を促す方法」になります。
認知行動療法やACT、関係フレームワーク法などなどのさまざまな心理時報を組み合わせている介入方法です。
個人的には、セルフコンパッションをクライエントに促すことを支援する感じかなぁと思っています。
私が読んだ本は、
「コンパッション・フォーカスト・セラピー入門:30のポイントで知る理論と実践」で、
著者は創設者の「ポール・ギルバート」さんは
キャリアで得た経験と知識を30の技法に凝縮してくれているありがたい本です。
主に「脅威」や「恥」などの感情に対する対処方法を学ぶことができます。
ためになったこと
この本で紹介されていたことの中で、私が特にためになったと感じたものを以下に紹介します。
外的な恥と内的な恥を分ける
恥という感情は、自分のことを他人がどう思うかを推測する「外的な恥」と、自分自身に対する心の中の感情「内的な恥」に分けることができます。例えば、
太郎君が私を嫌いになったから、この関係性は終わるだろう(外的な恥)
本当に自分は情けない、、、など(内的な恥)
外的な恥は、自分の行動や態度が他人の期待に沿っているかどうかを
判断するために必要な感情です。
しかし、過度に外的な恥に囚われると、自分の本当の気持ちやニーズを無視してしまうことがあります。
内的な恥は、自分の価値観や目標に沿っているかどうかを
判断するために必要な感情です。
しかし、過度に内的な恥に囚われると、自分を責めたり
否定したりしてしまうことがあります。
対策としては、まずは、自分が感じている恥が
外的か内的かを特定することです。
次に、なぜその機能が発動しているのかを考えることです。
例えば、自分が外的な恥を感じているとしたら、
それは自分が他人からどのように見られたいか、
どのように扱われたいかというニーズを満たすために
必要な感情なのかもしれません。
自分が内的な恥を感じているとしたら、
それは自分がどのようにありたいか、
どのように成長したいかという目標を達成するために
必要な感情なのかもしれません。
最後に、自分自身を親友だと思って励ましてみることです。
自分に対して思いやりを持って、自分のニーズや目標を認めて、自分の行動や態度を肯定的に評価してみることです。
*厳密にいうと、恥の種類ごとに対策が異なりますが、大枠はこんな感じです。
恥・罪悪感・屈辱感に分ける
恥という感情は、さらに細かく「恥」「罪悪感」「屈辱感」に分けることができます。
「恥」は、自分自身を傷つけているイメージです。
「屈辱感」は、他人による自分への心理的な攻撃です。
他人からダメージを受けたことです。「罪悪感」は、他人への痛みに共感することです。
大前提として、人生は誰も傷つけず、損害を与えず不適切なことをしないで過ごすことはできない。必ず経験するものです。だからそれに対処するために恥や罪悪感などの感情が生まれて、淘汰されずに機能しているのです。
恥や罪悪感などの感情は、自分の行動や態度を修正するためのフィードバックとして役立ちます。
しかし、それが過剰になると、自分の自尊感情や自己効力感を低下させてしまいます。
そこで、自分が感じている感情が恥なのか罪悪感なのか屈辱感なのかを区別することが重要です。
それぞれの感情に対して、適切な対処法を選ぶことができます。
じゃあどうする
では、CFTの知識を得たとして、どうすればいいのでしょうか?私は、以下のようなステップを踏んで解決を試みようと思います。
自分が恥じらいの気持ちを感じたら、分解や分類分けをしてみる。
屈辱感という視点はなかったので、新しく取り入れてみる。
また私は、屈辱感という視点はなかったので、新しく取り入れてみました。
まとめ
そんな感じでまとめてみました!
以上が、CFTについての私の感想と学びです。
この本は、CFTの理論と実践を30のポイントでわかりやすく説明してくれる本です。
主に、脅威や恥などの感情に対する対処方法を学ぶことができます。
もし、あなたも脅威や恥などの感情に悩んでいるか、または自分のセルフコンパッションを高めたいか、ぜひこの本を読んでみてください。きっと、あなたの心や人生にプラスの変化が起こると思います。
それでは、今回はこの辺で。次回もお楽しみに!