「失敗学」と「創造学」
「失敗学」という学問を同僚が教えてくれた。
失敗から学ぶ、創造するという考え方。
労災や紛争の再発・未然防止に適用してみよう。
【失敗学】
・表面的知識:書かれたことや教えられたこと
・体験的知識:自身の体験から学んだこと
・仮想失敗体験:誰かが失敗した体験談
・未然防止:仮想失敗体験を活用する
①事故や紛争を語り継ぎ、知識とともに聞く
②小さな失敗体験をしておく
(語りを聞いたときに、リアルに感じる)
・失敗原因分類図
・失敗経験の記録
事象、経過、原因または推定原因、対処、総括、知識化(経験から得た知恵や教訓)
・失敗を予測して回避する
・失敗の要因は成長し合体する
・重大な事故や失敗を未然に防ぐには、ヒヤリやハットの認識、報告、分析、記録が必要
【創造学】
・創造的思考は、失敗学と同じく、ゴールから始まる。
・ひとが何かを創造するとき、論理的なプロセスを辿ることは滅多にない
・創造的思考の順序
ゴール(目標や完成形)がひらめく→そこに到達するあるいは実現するためのプロセスを考え始める
アイデアの種(仮説の生成)→アイデアに脈絡化(仮説立証)→アイデアの脈絡の肉づけ(具体化)→アイデアの洗練・発展(仮想演習)友だちと
・仮想演習の進め方
求められる要素
↓こてこて化 必要要素付加
組み合わせただけの粗形
↓ブラッシュアップ 切り捨てとなめらか化
無駄を切り捨てて得られる形
課題要素
↓
脈絡候補
↓
脈絡群
↓制約
↓代替案
↓外乱
↓経時変化
選択結果
・試行展開図
設計の場合
(抽象)要求機能→機能→機能要素→(具象)機能要素→構造→全体構造
企画・計画の場合
(抽象)企画テーマ→課題→課題要素→(具象)具体的な解決策→具体策→全体計画
・チャレンジへのリスペクトが文化を変える