「AI人材」ってなに?
企業は「AI人材が必要だ!」とか「AI人材を育てろ!」とかメディアは言うけれど。。
確かに、ChatGPT登場以降、確かに、AI熱は高まるばかりで、AI人材についてよく語られるようになりました。
しかし、「AI人材ってなんですか?」
「AI」を「自動車」に置き換えて考えてみましょう
仮に100年前に、今のAIのように自動車に注目が集まり、今のAIのように「自動車人材が必要だ!」とか「自動車人材を育てろ!」というように言われたとしましょう。人々は、まだ、自動車がどのような仕組みで動いていて、何が便利になるのか、どうやってつかっていいのかわからないという状況です。
「自動車人材」を分類してみる
自動車を作る人
自動車を作る人がいなければ、自動車が存在しないので、当然ながら、作る人が必要です。自動車を作るといっても、設計する人から、工場で組み立てる人など、多種多様な作業・役割がありますが、例えば、トヨタ・日産・ホンダなどに所属する人と分類します。
自動車を運転する人
運転する人、ドライバーは、自動車を作る人とは異なった能力が必要です。アクセルやブレーキを踏んでハンドルを操作する人です。例えば、F1パイロットやタクシー運転手がそれに相当します(この2つ、役割と能力は全然違いますが)。
自動車でビジネスする人
自動車を使って収益を上げる人、今風にいえば、自動車を活用したビジネスモデルを考える人も自動車人材の1つですよね。例えば、運送業始める人。人力のみの運送よりも、自動車を活用した運送の方が、速く、大量に運べ、その価値に対して、対価を得るというビジネス。これも自動車人材のひとつと思います。
「AI人材」ってなに?
自動車で分類したように、少なくとも「AIを作る人」「AIを操作する人」「AIでビジネスする人」に分類できます(もちろん、それ以外の分類もあるでしょう)。
単に「AI人材」と表現しているだけでは、どういったAI人材が必要なのか?不明確、解像度が低すぎです。
企業がAI人材を求めるのであれば
現在のビジネスにAIを活用するのであれば、必要なAI人材は、現在の業種・業態や、目指すビジネスによって異なります。
まずは、どういった「AI人材」が必要なのか?明確に定義することが重要です。
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