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フジテレビ問題で考える取締役陣の初動の大切さ

以前はトカゲの尻尾切りで済ませられた平成初期

なにか不祥事があれば、担当者の処分でコトを沈静化できたのは今は昔。企業の代表が、不祥事の説明し頭はさげるけれども、企業ぐるみではないという点を強調し、「知らなかった、今後改善していく」で居座れたのが平成初期。

知らぬ存ぜぬで通せなくなった令和時代

スマホなどICTの普及で、過去の状況が明白になる時代なり、知らぬ存ぜぬが通用しなくなったのが、令和時代。コンプライアンス(法令遵守)やハラスメント防止なんかも、当然のキーワードなのが今の世の中です。

なのに、不祥事起こす経営層はいつまで立っても古き良き平成初期感覚。ということで炎上。平成初期の鎮火方法で対応してしまったのが、フジテレビの一回目の会見だと思います。

経営陣は、有事の初動に注意しましょう

小さなコトでも不祥事を隠したら、隠ぺいという別の不祥事がうまれてしまいます。

社員が1000人いる会社で、不祥事が発生しない方が不思議です。大事なのは、明確に悪いことは発覚した時点、つまりは初動で正しく対応すること。

後日、突っ込まれても、速やかに正しく対処したことを証明できるようにしておけば、平成初期の対応のように、その不祥事を起こした当人以外に処分が及ぶ可能性は高くありません。

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