ご近所問題
私の離婚後の生活において、度々登場してくるのが
別棟に住むおじさんとおばさんだ。
事の発端は、駐輪場に子供の友達の自転車を停めようと動かしてる時に
いきなりベランダから30分説教されたことだった。
内容は、子供がふらふらと自転車に乗ってるから、うちのバイクに当たったらどうしてくれるんだ
ということを
繰り返し繰り返し30分怒鳴られた。
だけど、一度も当たったことはない。
でも、その時は、私も、うちの子に非があるといけないからと思い、
ひたすら
「すみません。気をつけます」
と謝り続けた。
だけど、問題はそこじゃなかったんだと言うことに後々気付いた。
そして、以前にも書いた、カーテン問題でごちゃごちゃ言われ、
落ち着いたと思ったら、
某通販会社が、誤配達をした事により、
うちに警察がきた。
おじさんの言い分としては、
玄関の前に物が置かれて邪魔だから、取りに来て謝れと言ってる。
と警察の方から教えてもらった。
警察は
「まぁ、ミスしたのはあなたじゃないから謝る必要はないんですけどね。あの人しつこいからなぁ」
と困ってる様子だった。
このおじさんは、とにかく何かと警察を呼びたがる。
私たちじゃないけど、別の部屋に住む家族が、赤ちゃんを小さなプールに入れてただけで
警察を呼ばれていた。
人が外で話す声は全て自分の悪口に聞こえるらしく、
誰かが外で話すと必ず、警察が管理会社に電話をしていた。
私はカーテンのしつこい経緯があったので、おじさんと直接話したくなかったけど、
仕方なく謝りに行ったら玄関で30分罵倒された。
何が驚いたかって、おじさんも凄いんだけど、おばさんが定期的にヒステリックに怒鳴りに下りてくるのが
とても滑稽でマスクの下で笑いそうになった。
夫婦揃ってヒステリックなのか…と客観的に見ていたけど
罵倒内容はとにかく酷くて
「旦那のお金で遊んで暮らしてる馬鹿女」
「お前みたいな女が育てる子供はバカになる」
「常識がない」
「お前の子供が可哀想」
などなど、30分延々とこの内容をループされた。
誤配達に触れたのは初めの1分だった。
ここに住んで3年は経ってたけど、旦那がいるって思われてことに驚いた。
連絡とってる人はいたけど、男性の出入りは0といっても良かったので
たくさん来る荷物の多さでお金がある旦那がいると勘違いしたのかな。
初めは黙って聞いてたけど、だんだんイライラしてきて、
「まぁ、せいぜい頑張るんだな、おバカさん」
と鼻で笑いながら言われたので
「お互いに」
って満面の笑みで返した。
その言葉を聞いて、おばさんが
「なんなのこの女!!きぃぃぃぃーーー!!!」
って感じでヒステリックにのたうち回っていた。
とりあえず、今度誤配達があったら容赦なく捨ててくださいと伝えて
まだ後ろでぎゃあぎゃあ騒いでたけどほっといて帰った。
そして、某通販会社には、二度と誤配達をしないでほしいこと、置き配をしないで欲しいことをキツくお願いした。
もし、それでも間違ってしまって捨ててしまわれたら補償してくれるという話までできた。
とはいえ、私のダメージは大きく、
その日は
「もう引越したいよぅぅぅ」
って泣きながら母に電話した。
ただ、私は離婚してからなのか、歳のせいなのか、どんどん切り替えが早くなっていって
前日はズタズタになっていた心も、翌日には回復して
あんな奴のために引越しなんてもったいないって気持ちを切り替えた。
それでも、このご近所問題はその後2年以上も続くのだった。